Loupedeck、総額6億5000万円のシリーズA資金調達を完了 クリエイティブ制作をサポートするデバイスの開発を行うテック系スタートアップ

クリエイティブ制作をサポートするデバイスの開発を行うテック系スタートアップ Loupedeck(ループデック)は、現地時間10月20日に総額6億5000万円のシリーズA資金調達を完了したことを発表した。ゲーミングデバイス開発企業Razer社の投資組織であるzVenturesがリードし、新たにPLAY Ventures、個人投資家が加わった今回の追加投資により、日本を含めたライブ配信市場でのさらなる成長を狙う。

■Loupedeckとは
Loupedeckは、より速く、より直感的なクリエイティブ制作をサポートするデバイスの開発・提供をしているテック系スタートアップ。2016年に、Lightroom専⽤のコントローラ「Loupedeck」をクラウドファンディングサイト「Indiegogo」で資金調達を行い、当初の予定金額を488%上回る⼤成功を収め設⽴した。

現在は、写真や動画、⾳楽、デザイン、ライブ配信などの主要な外部アプリケーションを効率的に操作するために設計した、専⽤の編集・配信コントローラ「Loupedeck+」「Loupedeck Creative Tool(CT)」「Loupedeck Live」を展開。Adobe Lightroom、Adobe Photoshop、Adobe Premiere Pro、Twitch、Streamlabs OBS、OBS Studioなどの主要なソフトウェアへのネイティブ統合により、シームレスなコントロール、直感的なインターフェースを実現し、クリエイティブワークやライブ配信における複雑な操作という課題を解決している。

2021年7月に日本でも提供を開始した「Loupedeck Live」が特にライブ配信者に好評を博しており、これまでで最も⼤きなセールスを記録したことが⼤型調達に繋がった。
*アクセンチュア社の調査によると、世界には27億人のゲームユーザーがおり、その市場規模は30兆円以上、その中でPCゲーム周辺機器は1兆3000億円の市場規模と⾔われている。

■ Loupedeck創業者兼CEO Mikko Kesti氏のコメント:
今回の資⾦調達により、私たちはクリエイター、そしてライブ配信者の成功を⽀援するというミッションをさらに前進させることができます。RazerとPlay Venturesの両社は、昨今のゲーム業界において⼤きな成功を収めてきました。彼らとともにライブ配信市場で新たにマーケットを創出し、成⻑し続けられることを楽しみにしています。

■ Razer投資ディレクター Cho Weihao⽒のコメント:
最初にLoupedeck社と出会った時、制作ワークフローを刷新する⾰新的なソリューションに⾮常に興奮しました。彼らの新しいデバイスにより、ゲームやライブの配信者は、視聴者が求める⾼品質なコンテンツを制作し配信することが可能になります。今回のパートナーシップにより、Razer社がMikko⽒や彼のチームと協働し、Loupedeck社がライブ配信市場で成⻑できることを楽しみにしています。

■ Play Ventures 投資パートナー Harri Manninen⽒のコメント:
Loupedeckはストリーマーから最も⽀持されるブランドになりつつあり、これからのゲームやライブ配信市場の中で、イノベーティブなソリューションによりさらに成⻑していくことを確信しています。これからのLoupedeckの成⻑に参加できることを嬉しく思います。