サイバーエージェント、第4四半期のゲーム事業は営業益275%増の281億円と大幅増 『ウマ娘』は「好調だった初動の反動があったが堅調に推移」
サイバーエージェント<4751>は、この日(10月27日)、2021年9月通期の連結決算を発表し、好調だったゲーム事業の業績について、売上高が前年度期比95.7%増の764億円、営業利益が同275.6%増の281億円だったことを明らかにした。藤田晋社長は、「一時はゲーム事業が先細っているのではないかと言われたこともあったが、『ウマ娘』がリリースされて以降、好調だ」とコメント。
同社では、グループの業績拡大をけん引した『ウマ娘 プリティダービー』について好調な初速からの反動がありつつ堅調に推移した、としている。「反動があった」「堅調」としつつも、この規模の売上、営業利益を実現したことは驚異的といえよう。
『ウマ娘 プリティダービー』については、提供開始から約7カ月で1000万ダウンロードを突破した。育成キャラクターの追加やイベントでロングランヒットを目指していく考え。藤田社長はどの程度で落ち着くのか予測がつかないとしながらも「長年に渡って愛されるIP(知的財産権)として大切に育てていきたい」とコメントした。
昨今、新作ゲームの開発規模が大型化しているが、「大規模開発にも対応できる組織力と技術力、サービス開始後の運営力、そして十分な資金を投下できる資金力が当社の強みだ。年間4~5本の新作を出しているが、今後も継続的にヒットを出していきたい」。
新作のラインナップは以下のとおり。個別のタイトルを挙げることはなかったが、「どれもしっかりとしたものを作り上げてからリリースする体制ができており、期待ができる」とした。
会社情報
- 会社名
- 株式会社サイバーエージェント
- 設立
- 1998年3月
- 代表者
- 代表取締役 藤田 晋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4751