グリーエンターテインメント、21年6月期の決算は最終利益が14.2%減の1.8億円…旧ファンプレックスとグリーのアプリゲーム事業とライセンス事業が統合
グリーエンターテインメントの2021年6月期(第6期)の決算は、最終利益が前の期比14.2%減の1億8000万円だった。前の期(2020年6月期)の実績は、最終利益2億1100万円だった。債務超過解消も間近となっている。10月28日付の「官報」に掲載された「決算公告」で判明した。
同社は、もともとはファンプレックスだったが、今年7月1日、親会社であるグリー<3632>のアプリゲーム事業とライセンス事業が統合するとともに、現在の社名に変更した。成立の経緯と今後の展開については小竹社長のインタビューを確認して欲しい(関連記事)。
事業内容は以下のとおり。
■IPプロデュース事業
アニメ・アーティストIPを中心としたプロデュース事業を展開する。
・アニメ製作 / 原作開発
製作委員会へ参加しアニメ製作に携わりながら原作の開発も行い、ゲーム展開をはじめとした国内外での事業開発と、作品のグローバル展開をプロデュースする。
・IPゲームプロデュース
アニメ・アーティストIPを中心に、国内外でのゲーム展開をプロデュースする。ゲームという側面からIPの魅力を最大化し、世界のファンに驚きと楽しさを届ける。
・ゲームコラボ推進
すでに多くのファンを持つアニメやアーティストIPを活用し、様々な形でゲームとのコラボレーションを展開する。
■ゲーム事業
グリーグループとして培ったノウハウを通じ、高品質で安心安全なゲームの開発・運営を行う。
・自社パブリッシング
IPタイトルを主軸に、ゲームという形を通じてIPの価値を更に増大させられるユーザー体験を提供する。
・開発・運営受託
過去30タイトルを超える運営経験と、グリーグループが有する豊富なアセットを活用し、高品質なタイトル開発・運営をサポートする。
・グローバル展開
全世界に向けて、日本発の作品をゲームとして届ける。
会社情報
- 会社名
- グリー株式会社
- 設立
- 2004年12月
- 代表者
- 代表取締役会長兼社長 田中 良和
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高613億900万円、営業利益59億8100万円、経常利益71億2300万円、最終利益46億3000万円(2024年6月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3632
会社情報
- 会社名
- グリーエンターテインメント株式会社
- 設立
- 2021年7月
- 代表者
- 代表取締役社長 柿沼 洋平