アメリカFacebookは、10月28日(現地時間)、社名をMetaに変更すると発表した。Metaは、メタバースを実現すること、そして人々が友達や家族とつながり、コミュニティに参加し、ビジネスを成長させることができるよう、注力するとしている。
またMetaの次期CTOに内定しているAndrew Bosworth氏によれば、今回の変更にあわせて、同社のVRブランドである「Oculus」は、Oculus QuestからMeta Quest、Oculus AppからMeta Quest Appへと移行していくという。時期は2022年初頭からとしているほか、Facebook Reality LabsもReality Labsへと名称変更を行う。
It should come as no surprise that my org will now be called Reality Labs to better reflect who we are and our core focus on the metaverse. This change will also cascade to our product portfolio, which will roll out in the coming months. More here: https://t.co/sJXFDsbHzE
— Boz (@boztank) October 28, 2021
なお同社はメタバースを「同じ物理的空間にいない人々がともに創造し、探求することのできる仮想空間を意味します。そこは友人との何気ない時間、仕事、遊び、学び、買い物、創作活動などを楽しむことができる空間です。必ずしもオンラインで過ごす時間をさらに増やすためのものではなく、オンラインで過ごす時間をより有意義なものにすることを重視しています。」と定義している。
加えて、メタバースは、ひとつの企業が単独で構築できる空間ではなく、同社の存在の有無に関わらず存在するものとし、完全な形で実現するには、今後少なくとも10年から15年はかかると見ているようだ。