マイネット<3928>は、2021年12月期の第3四半期累計(21年1~9月)の連結決算を発表し、売上高79億8800万円(前の期比8.9%減)、営業利益5億3900万円(同48.8%減)、経常利益5億1400万円(同50.7%減)、最終利益4億2900万円(同51.0%減)と大幅減益となった。
・売上高:79億8800万円(同8.9%減)
・営業利益:5億3900万円(同48.8%減)
・経常利益:5億1400万円(同50.7%減)
・最終利益:4億2900万円(同51.0%減)
主力のゲームサービス事業では、1タイトルのエンディングを行い、2021年9月末時点での運営タイトル数は32となっている。巣ごもり特需の終了による既存タイトルの落ち込みと、新規獲得の遅れにより、前年同期比で減収減益となった。
一方で中長期では国内スマートフォンゲーム市場は堅調に伸び続けており、同社のターゲット市場規模も順調に拡大するものと想定している。同社においても、引き続き、獲得後の長期運営に必要な運営力、新規獲得に必要な競争力・渉外力を強化しながら、主力事業のゲームサービス事業の再成長を目指す、としている。
クラブDX事業では、FC琉球の物販・ファンクラブ事業において、デジタルインフラの構築、業務フローの全体最適化によって、継続的な成果を得ることができている。2021年9月には、滋賀県大津市をホームとするプロバスケットボールクラブを運営する滋賀レイクスターズの株式75%を取得し、FC琉球との取組みで示した同社DX技能を活用しクラブDX事業の横展開を開始した。
ファンタジースポーツにおいては、新たな競技への横展開となる「B.LEAGUE#LIVE2021」を2022年1Qにローンチすることを決定。また、2021年6月にローンチした「プロ野球#LIVE2021」のKPI分析、検証を進めるとともに、22年シーズン向けとなる「プロ野球#LIVE2022」のローンチに向けた準備を進行している。国内のファンタジースポーツ領域のNo.1を目指し、省庁を含めた議論の場への情報提供を行い、適正な国内市場の形成を牽引し、NFTと掛け合わせることで、事業成長を加速させる。
■2021年12月通期の見通し
続く2021年12月通期の業績については、売上高116億円(前期比0.6%増)、営業利益7億5000万円(同33.9%減)、経常利益7億円(同37.3%減)、最終利益6億5000万円(同42.5%減)を見込む。
・売上高:116億円(同0.6%増)
・営業利益:7億5000万円(同33.9%減)
・経常利益:7億円(同37.3%減)
・最終利益:6億5000万円(同42.5%減)
計画に対する進捗率は、売上高68.9%、営業利益71.9%、経常利益73.4%、最終利益66.0%となっている。
・売上高:68.9%
・営業利益:71.9%
・経常利益:73.4%
・最終利益:66.0%
会社情報
- 会社名
- 株式会社マイネット
- 設立
- 2006年7月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 岩城 農
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高87億1700万円、営業利益1億6800万円、経常利益1億2500万円、最終利益1億4300万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3928