ユナイテッド、電子トレカ事業を中心にスポーツ・エンタメ領域のファンビジネスを提供するventusに出資

ユナイテッド<2497>は、電子トレカ事業を中心にスポーツ・エンタメ領域のファンビジネスを提供するventusに出資したことを発表した。具体的な出資額は非開示。

ventusは、今回調達した資金を、徹底的にファンに寄り添った企画や機能開発をベースにデジタルコンテンツ×ファンシステムの構築を目指すための開発、および導入団体の拡大を目指した採用強化に活用していく。ユナイテッドもventusの事業拡大とさらなる成長に向け支援していく。

ventusは、スポーツ・エンタメ領域のファンビジネスを支援するベンチャー企業として、「電子トレカ」を用いたファンシステム「ORICAL」（オリカル）を提供している。「ORICAL」は、スポーツチームや協会のファン向けに、サービス内通貨を用いて電子トレカを購入できるサービス。応援するスポーツチームや協会の電子トレカをコレクションし、ファン同士のカード交換や集めたカードをSNSなどで発信することが可能だ。競技の記録や記念に合わせ動画や音声付きの高いクオリティの電子トレカが発行されていることも大きな特徴となっている。

COVID-19の影響で、スポーツチーム・協会などは試合会場の最大収容人数の制限やファンの外出自粛などにより観客動員数の大幅減少となっている。スポーツ全体のスタジアム観戦市場は多大な影響を受けるとともに、オンラインを活用したファンとのエンゲージメント施策が急務となっている状況だ。

ventusが提供する「ORICAL」は、選手たちの魅力を最大限引き出す「動くデザイン」やファンの熱量を逃さない「リアルタイム発行」など、ファンに対して新感覚のデジタルコンテンツを届けている。また、試合会場への来場限定トレカやファンクラブとの連動など、オンラインとオフラインを繋げたファンエンゲージメントツールとしてスポーツチームや協会にも高い価値を提供している。

ユナイテッドは今後も、有望なビジネスモデルを持つベンチャー企業への投資を積極的に行っていくとしている。