AppLovin、TwitterからMoPub事業の買収を完了　AppLovinの広告プラットフォームと統合　広告主の年間支出は23年までに150億ドルに達する見込み

モバイルアプリ広告プラットフォームのAppLovin(アップラビン)は、1月3日、Twitterのモバイル広告プラットフォームのMoPub事業の買収を現金10億5000万ドルで完了したことを発表した。

AppLovin MAX(以下、MAX)にMoPub の主要機能を組み込むことで、アプリパブリッシャーの成長をさらに加速させ、効率を向上させると同時に、広告主にはリーチの拡大と合理的な価格設定を提供できるようになる、としている。2023年までに、統合したプラットフォーム上で年間150億ドル以上の広告費支出が処理することが期待されるという。

同社では買収取引のクロージング後90日間の移行期間中、すべてのユーザーがシームレスに、効率的に移行できるよう取り組んでいるという。MoPub のサービス終了は2022年3月31日を予定している。

■AppLovin の共同創業者兼 CEO である アダム・フォローギ氏のコメント
「デベロッパーは多くの機能を通してより高く収益化できる機会を促進し、ワークフローを簡素化することで、ビジネスの収益増につながります。この統合プラットフォームは、今日のマーケットにおいて比類のない力を発揮すると確信しています。この戦略的買収によって、より広範囲のモバイルアプリのエコシステムの成長を促進する、最大かつ最も強固なアプリ内広告プラットフォームの運営を目指していきます。」

■AppLovin のクライアント、Scopely の 広告担当ヴァイス・プレジデントであるセン・サン氏のコメント
「MoPub と MAX の統合は、パブリッシャーとプレイヤー双方にとってプラスに作用するはずです。統合プラットフォームは摩擦を減らして価格の透明性を高め、世界中の大規模な広告主に魅力的に映るでしょう。AppLovin の機能を活用し、世界中のプレイヤーにさらにシームレスな無料プレイゲーム体験を届けることができることを嬉しく思います。」