ロイヤリティバンクは、1月17日、オンライン上のバーチャル・ミュージアムを開館すると発表した。
これは国立情報学研究所が開発したセルフ・ミュージアムをアーティスト用にカスタマイズして、 アーティストみずからが自由に作品を展示することを可能にし、 アーティストのセルフ・プロデュースを実現するもの。
「NFTバーチャル・ミュージアムはアーティストに活躍の場を提供する」
現在、 コロナ禍の影響もあってリアルな美術品の展覧会は激減している。アーティストは発表の場を奪われ逼塞状態を余儀なくされている。
ロイヤリティバンクはこうしたアーティストの状況を憂慮して、 アーティストに発表の場を提供することを模索しました。 そして結論として、 展示料と入場料を無料にしてアーティストが自由に展示して、 誰もが自由に入場できるオンラインの美術館を開館することを決定した。
マネタイズとしては展示作品の右下に「ストアに行く」というボタンを設置してロイヤリティバンクのECサイトへ行けるようにする。 そこで複製画やグッズの販売をして、 売上をアーティストとロイヤリティバンクでシェアする。 また複製画にはNFTを付与して価値を高める。
セルフ・ミュージアムを選んでカスタマイズしたのは作品の架け替えが容易にでき、 館内の移動がスムーズに行える点。
「作品の架け替えが容易にできる」というポイントは重要で、 これによりアーティストにとっても使い勝手の良い美術館となっている。
ただスタート時はしばらくはロイヤリティバンクが架け替え等を担当し、 その後、 徐々にアーティストに権限を委譲して行く予定。また、 音声で作品紹介が可能で、 日本語・英語の表記切り替えもできる。 展示作品は写真からコミックを始めとしたイラスト、 さらには音楽作品も視野に入れているという。 なおスタートは1月末を予定。
(ロイヤリティバンクではさらに以下のNFT事業も推進中)
・NFTオークションサイト「DaVinci」※Ethereum/Polygon等を利用しERC-20、 ERC-721、 ERC-1155、 EIP-2981等をベースに実装する予定。