ベクター、第3四半期(4~12月)決算は営業収益58.0%減、2.3億円の営業赤字を計上 「みんなの電子署名」のプロモで費用増加

  • ベクター<2656>は、1月21日、2022年3月期の第3四半期累計(4~12月)の決算(非連結)を発表、前年同期比で大幅な減収、赤字幅拡大となった。

    営業収益2億8300万円(前年同期比58.0%減)
    営業損益2億3500万円の赤字(前年同期2400万円の赤字)
    経常損益2億3300万円の赤字(同1300万円の赤字)
    最終損益2億3300万円の赤字(同1800万円の赤字)

    新型コロナウィルス感染症の流行に伴う在宅勤務用のパソコンで使用するソフトウェアの需要が一巡したことに加え、前年は書体の特価販売が好調だったことによる反動で、大幅な減収(収益認識に関する会計基準による影響額を除く)となった。また、「App Pass」の第3四半期の運用受託収益は、「App Pass」利用者数の減少に伴い前年同期比で減少した。

    一方、2021年2月より開始した電子署名サービス「みんなの電子署名」のプロモーション活動を実施したことなどにより、前年同期比で営業費用は増加(収益認識に関する会計基準による影響額を除く)した。

    ■通期予想も大幅減収、赤字幅拡大の見通し
    なお、第3四半期決算とともに、これまで非開示としていた2022年3月期通期の業績予想を開示しており、以下のとおり。

    営業収益3億6900万円(前年同期比57.5%減)
    営業損益2億8400万円の赤字(前年同期7000万円の赤字)
    経常損益2億8200万円の赤字(同5700万円の赤字)
    最終損益2億8300万円の赤字(同5900万円の赤字)

株式会社べクターホールディングス
https://corp.vector.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社べクターホールディングス
設立
1989年2月
代表者
代表取締役社長 渡邊 正輝/代表取締役副社長 加藤 彰宏
決算期
3月
上場区分
東証スタンダード
証券コード
2656
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