サイバーエージェント、第1四半期のメディア事業の売上はABEMAと周辺事業伸び22%増の249億円 WINTICKETは「驚異的な伸び」 BABEL LABEL中心に世界水準のコンテンツを提供を目指す
サイバーエージェント<4751>は、本日(1月26日)、第1四半期(21年10~12月)の決算で、メディア事業の売上高が前年同期比で22.4%増の249億9600万円と直近での最高を更新したことを明かした。営業損益については38億4000万円の損失と前年同期の39億2600万円の損失から赤字幅が縮小した。
引き続き投資フェーズにあるものの、ABEMAの月額課金収入や広告収入が大きく伸びたことに加えて、「WINTICKET(ウインチケット)」が「グンと伸びている」(藤田晋社長)ためだ。
とりわけ「ウインチケットは、開始から2年になるが、競輪中継と組み合わせて車券販売を行なうことで大きく伸びた。市場が拡大する中、当初は0だった市場シェアがいまでは27%を占有するようになるなど驚異的な伸びを見せた。
先行投資については、伸び盛りの「ウインチケット」の広告プロモーションを積極的に行なう一方、ドラマなどのコンテンツ品質の向上にも取り組んでいるという。昨今、テレビ番組の予算削減が指摘されるが、同社は制作予算を増やして独自性と品質の高いオリジナルコンテンツを増やしていく考え。
特にコンテンツの品質向上には、映画やドラマ制作を行なうBABEL LABELをグループ化したことが大きな意味を持つ。藤田晋社長は「(BABEL LABEL)の制作力は世界水準。この会社をベースにトップクリエイターを集めて世界水準のコンテンツを作っていきたい」と述べた。
会社情報
- 会社名
- 株式会社サイバーエージェント
- 設立
- 1998年3月
- 代表者
- 代表取締役 藤田 晋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4751