ソニーグループ、22年3月期の営業益を1.04兆円から1.2兆円に上方修正　映画とゲーム、家電、音楽が予想上回る見通し

ソニーグループ<6758>は、2022年3月期の連結業績予想の上方修正を行い、売上高9兆9000億円(前回予想9兆9000億円)、営業利益1兆2000億円(同1兆0400億円)、税引前利益1兆1550億円(同9900億円)、最終利益8600億円(同7300億円)と売上高を据え置きつつ、各利益項目をそれぞれ引き上げた。

・売上高:9兆9000億円(前回予想9兆9000億円)
・営業利益:1兆2000億円(同1兆0400億円)
・税引前利益:1兆1550億円(同9900億円)
・最終利益:8600億円(同7300億円)

従来予想からの修正率は、売上高は変わらず、営業利益15.3%増、税引前利益16.6%増、最終利益17.8%増となっている。
・売上高:変わらず
・営業利益:15.3%増
・税引前利益:16.6%増
・最終利益:17.8%増

売上高は、ゲーム&ネットワークサービス(G&NS)分野及びイメージング&センシング・ソリューション分野の売上高の見通しを下方修正したものの、金融分野、エレクトロニクス・プロダクツ&ソリューション(EP&S)分野、映画分野及び音楽分野の売上高の見通しを上方修正したことから、10月時点の見通しから変更ない。

営業利益は、映画分野、G&NS分野、EP&S分野及び音楽分野で増益を見込むこと、ならびにその他/全社(共通)及びセグメント間取引消去の損失の縮小を見込むことから、10月時点の見通しを上回る見込み。税引前利益及び同社株主に帰属する最終利益はともに、主に営業利益の見通しを上方修正したことにより、10月時点の見通しを上回る。