コムシード、第3四半期は「グリパチ」好調を受けて上場来最高売上に 営業利益も8800万円と黒字転換

コムシード<3739>は、2月9日、第3四半期累計(21年4~12月)の決算を発表し、売上高14億7100万円(前年同期比42.7%増)、営業利益8800万円(前年同期は1億3900万円の損失)、経常利益8500万円(同1億4800万円の損失)、最終利益7400万円(同2億2900万円の損失)、EPS5.70円と大幅増収・黒字転換に成功した。

・売上高:14億7100万円(同42.7%増)
・営業利益:8800万円(同1億3900万円の損失)
・経常利益:8500万円(同1億4800万円の損失)
・最終利益:7400万円(同2億2900万円の損失)
・EPS:5.70円

既存事業、特にソーシャルゲーム関連が堅調に推移したことから、売上高は上場来最高を記録した。利益面においても徹底したコストおよび業務プロセスの改善、プラットフォーム手数料改定の影響などから好調に推移している。

① ソーシャルゲームについては、主力サービスのバーチャルホール「グリパチ」において、引き続き定期的な新台アプリの投入、動画コンテンツと連動したマーケティング施策などが功を奏し、好調に推移した。また、会員数560万人を擁するプラットフォームとしての広告収益も順調に拡大している。

② 従量制アプリについては、既存のアプリが好調に推移したほか、新規2アプリをリリースし、売上増に寄与している。また、これまで従量制として展開してきたゲームアプリの一部を、F2P型の広告モデルを採用したマネタイズ手法で新たに提供開始するなど、新たな収益モデルをスタートさせている。

③ SNSゲームの運営ノウハウを生かしたBtoB(企業間取引)向け受託開発・運営に関しては、引き続きストック型案件の運営中心に、堅調に推移している。

④ その他新規事業については、子会社であるCommSeed Koreaと連携し、日韓合同チームによるソーシャルカジノプロジェクトを進行中であり、2022年前半をめどに、順次サービス提供を開始する見通し。

■2022年3月期の見通し
2022年3月通期は、売上高18億円(前の期比25.9%増)、営業利益2500万円(前の期は1億5900万円の損失)、経常利益2300万円(同1億6900万円の損失)、最終利益2000万円(同4億1400万円の損失)、EPS1.52円を見込む。

・売上高:18億円(同25.9%増)
・営業利益:2500万円(同1億5900万円の損失)
・経常利益:2300万円(同1億6900万円の損失)
・最終利益:2000万円(同4億1400万円の損失)
・EPS:1.52円

コムシード株式会社
https://www.commseed.net/

会社情報

会社名
コムシード株式会社
設立
1991年12月
代表者
代表取締役社長CEO 塚原 謙次
決算期
3月
直近業績
売上高19億8500万円、営業利益6000万円、経常利益4800万円、最終損益1億1500万円の赤字(2023年3月期)
上場区分
名証ネクスト
証券コード
3789
企業データを見る