CRI・ミドルウェア、第1四半期決算は営業利益62%減の2500万円 エンタープライズ向けが苦戦 ゲーム系ミドルウェアは好調

CRI・ミドルウェア<3698>は、この日(2月10日)、第1四半期(21年10~12月)の連結決算を発表し、売上高6億5800万円(前年同期比4.1%減)、営業利益2500万円(同62.5%減)、経常利益2900万円(同56.8%減)、最終利益300万円(同92.1%減)、EPS0.66円と減収減益となった。

・売上高:6億5800万円(同4.1%減)
・営業利益:2500万円(同62.5%減)
・経常利益:2900万円(同56.8%減)
・最終利益:300万円(同92.1%減)
・EPS:0.66円

ゲーム業界向けのミドルウェアは好調に推移し増収増益となったものの、エンタープライズ部門は大口売上がなくなるなど苦戦したとのこと。

① ゲーム事業
売上高は5億4400万円(同3.4%増)、セグメント利益は8500万円(同19.3%増)となった。

ミドルウェア「CRIWARE(シーアールアイウェア)」等のライセンス売上は、前期からスライドした大手顧客からの一括ライセンス契約を受注したことにより増加した。

海外向けは、中国でのライセンス売上の増加に加え、韓国で一括ライセンス契約を受注したことにより増加した。ツーファイブが行う音響制作は予定していた案件が下期へスライドしたことにより、アールフォース・エンターテインメントが行うゲーム開発/運営は新規案件を受注できなかったことにより、それぞれ減少した。

② エンタープライズ事業
売上高は1億1300万円(同28.6%減)、セグメント損失は6000万円(前年同期は400万円のセグメント損失)となった。

組込み分野は、モビリティ関連の開発案件が好調に推移したものの、ネットワーク組込みシステムの売上が第2四半期にスライドしたことにより減少した。

新規分野は、前年同期にあったデジタル展示会プラットフォーム「CRI DXExpo(シーアールアイ ディーエックスエキスポ)」の大口売上がなくなったことにより減少した。


■2022年9月通期の見通し
続く2022年9月通期の業績については、売上高31億5000万円(前期比8.9%増)、営業利益3億1700万円(同11.4%増)、経常利益3億1700万円(同5.6%減)、最終利益2億2800万円(同14.4%増)、EPS41.86円を見込む。

・売上高:31億5000万円(同8.9%増)
・営業利益:3億1700万円(同11.4%増)
・経常利益:3億1700万円(同5.6%減)
・最終利益:2億2800万円(同14.4%増)
・EPS:41.86円

計画に対する進捗率は、売上高20.9%、営業利益7.9%、経常利益9.1%、最終利益1.3%となっている。

・売上高:20.9%
・営業利益:7.9%
・経常利益:9.1%
・最終利益:1.3%

株式会社CRI・ミドルウェア
http://www.cri-mw.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社CRI・ミドルウェア
設立
2001年8月
代表者
代表取締役会長 鈴木 正彦/代表取締役社長 押見 正雄
決算期
9月
直近業績
売上高28億4000万円、営業利益9700万円、経常利益1億3800万円、最終損益3億3900万円の赤字(2022年9月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3698
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