【決算レポート】オルトプラス、第1四半期は1タイトル終了でゲーム事業の売上高が減少 BLCサッカーゲーム『Jリーグ トレーディングサッカー』など4タイトルを開発中
オルトプラス<3672>の2022年9月期の第1四半期(10~12月)の連結決算は、既存運営タイトルの配信期間の長期化によりゲームアプリの売上高が減少したほか、スポーツタイトル1タイトルのサービスを終了したことでゲーム事業の売上高が減少した。
なお、この第1四半期より、「収益認識会計基準」を適用しているため、前年同期との比較は開示されていない。
売上高15億300万円
営業損益2億2800万円の赤字
経常損益1億9400万円の赤字
最終損益1億9300万円の赤字
ゲーム事業では、新作開発と主力タイトルへの投資を強化・継続している。新作は2021年12月末の時点で、グループ内で合計4本の開発ラインが稼働している。
うち、同社と子会社OneSport、そしてアクセルマーク<3624>の3社共同で開発中の、Jリーグオフィシャルライセンスを受けた国内初のブロックチェーンサッカーゲームの正式タイトルが『Jリーグ トレーディングサッカー』に決定した。
また、昨年6月にDMM.comとの合弁会社として設立したDMMオンクレがオンラインクレーンゲーム市場に参入することを発表しているが、その企画・開発も進められている。こちらも今春詳細発表を目指しているという。
また、昨年9月より、NHNテコラスと共同で、高騰するスマートフォンゲームの開発コストや運用コストを削減できるゲーム運営支援サービスである「ゲーム運営コスト最適化サービス」を提供している。
さらに電通、アクセルマークとの3社共同で、アニメなどの映像作品IPの動画をNFTトレーディングカードとして発行するサービスの企画、開発も引き続き推進している。
ゲーム支援事業については、ゲーム業界に特化した人材・プロジェクトマッチングサービス「ゲームコミューン」が第1四半期の時点で、売上高で前年比158%を達成するなど順調な成長を続けている。
また、セガ エックスディーとの提携による「GDX」の提供などを行っているゲーミフィケーション事業の成長にも取り組んでいる。
なお、2021年12月末時点のゲーム事業の運営タイトル数は、合計10タイトル(自社パブリッシング7タイトル、運営受託3タイトル)となっている。運営方針の見直しにより、スポーツタイトル1タイトルのサービスを終了した。今後も引き続き収益性の高いタイトルへの選択と集中を徹底していくという。
会社情報
- 会社名
- 株式会社オルトプラス
- 設立
- 2010年5月
- 代表者
- 代表取締役CEO 石井 武
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高43億8700万円、営業損益5億5600万円の赤字、経常損益5億2200万円の赤字、最終損益4億2000万円の赤字(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3672