マイネット<3928>では現在、 ゲームサービス事業における人材を積極的に募集している。
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今回、 同社ゲームサービス事業にてプロデューサー兼ユニット長を務める 伴氏と、 事業企画部長を担う執行役員の田中氏にインタビューを実施。
マイネットにおけるプロデューサーというポジションの魅力や業務 内容、 そしてプロデューサーからステップアップできるという環境面につ いて話を聞いた。
伴 正史
(ばん まさふみ)
マイネットのゲームサービス事業にて、タイトル運営プロデューサー兼複数タイトルの統括を担う「ユニット長」を兼任する。
田中 亘
(たなか わたる)
マイネットのゲームサービス事業にて、事業企画部長を担う執行役員。マイネットエンターテイメント代表取締役社長、マイネットゲームス代表取締役社長などを歴任。
ゲームサービス事業のさらなる成長を目指して
――:まずはマイネットのゲームサービス事業について教えてください。
伴:8年前、業界の中でいち早くゲーム業界のセカンダリー事業へ取り組んだ会社がマイネットです。セカンダリー事業とは、リリースされたゲームタイトルをM&Aや事業買収、協業などの形式で仕入れ、その運営を行うものです。ここ数年、いくつか競合他社が台頭していましたが、その中でもマイネットが優位性を保って市場をリードしています。
――:これからマイネットのゲームサービス事業はどうなっていくのでしょうか?
伴:現時点でセカンダリー市場をリードしている状態ではありますが、ここからさらなる成長を目指しています。大型IPタイトルや、3Dがふんだんに使われている技術的に難易度の高いタイトルの増加など、昨今のゲーム市場で起きている変化に伴い、マイネットでも様々なタイトルを受け入れられるよう、体制の変化・強化が求められています。
――:成長に向けて、具体的に取り組んでいることを教えてください。
伴:まずはより高度になっていく技術に応えるために、勉強会や実務を通してスキル習得・向上の機会を設けています。また、これまでは運営メンバーが20~30名規模のタイトルを主に扱ってきましたが、ここ1~2年で50~100名規模のチーム運営のニーズが高まっています。そのニーズにお応えするために、安心してタイトルを預けていただけるようなチーム体制構築とそれを運用する組織体制の整備を進めています。
田中:運営以外で特に注力しているのはマーケティング領域です。大型タイトルではマーケティングに積極的な投資を行っていますし、マーケティングメンバーの増強も行っています。既に移管後の各種マーケティング施策によって売上のV字回復に成功した事例もあり、効果を実感しています。
プロデューサーからキャリアアップできる環境
――:積極採用しているプロデューサーポジションの業務内容を教えてください。
伴:一言でいうとゲームタイトルの事業責任者です。担当タイトルを事業として捉え、その事業が継続的に価値の高い状態を作るために「ヒト・モノ・カネ」に対しての責任・権限を持ちます。
ヒトであればチームの体制づくりやメンバーの育成。モノであればタイトルのアップデート方針や運営計画をディレクターと議論して定める。カネでは今後の売上・利益の見通しとそのために何を行うかを事業計画に落とし込み、予実管理します。
――:マイネットのプロデューサーポジションの魅力は何ですか?
伴:先ほどの話に繋がりますが、まずは任されている責任・権限の大きさが魅力です。マイネットではゲームタイトルごとの独立採算制の考え方を持っています。
各タイトルの売上・利益を精緻に可視化できるようにしているため、プロデューサーに比較的大きな裁量があります。会社によってはマーケティングやデータ分析などタイトルに関係する役割が多くの部門に分散しているために、権限も分散してしまって連携が取れずスピーディーに運営できないことがあると思います。
独立採算制でタイトルの権限をプロデューサーに集約する体制があるからこそ、個々のタイトルが自立して最適な運営を行うことができますし、これによって多くのタイトルを同時に運営することができているとも言えますね。
もうひとつは「ゲームを事業として扱う」経験が積めることです。運営を続けると、新作を出し続けるよりもデータを基にした事業目線での予測がしやすくなるため、先々を見通して計画を立てることができるようになります。過去のユーザーデータの推移から今後の売上推移を予測し、現時点での損益分岐点を認識する。
そして、損益分岐点を超える収益を出すためにあらゆる施策を実行する。私たちは、どんなに自分で良いと思うゲームであっても、ユーザーさんが遊び続けられる状態でなければゲームの価値を発揮することはできないと思っています。そのためにゲームを事業として捉えて、ビジネスとしてゲームを運営する経験ができることも、マイネットならではの魅力だと思っています。
――:プロデューサーポジションからのキャリアアップにはどのようなものがありますか?
伴:マイネットでのプロデューサーキャリアの特徴として、一つのタイトルをプロデューサーとして牽引できるようになったあとの選択肢が複数あることがあげられます。例えば別ジャンルのゲームタイトルに入って経験を積むこともできれば、より大規模なタイトルのプロデューサーへの挑戦することもできます。
また、プロデューサー陣を束ねる部門長へのステップもあります。運営経験を重ねながらプロデューサーとしてステップアップすることは、運営に特化し同時に30タイトル以上のゲーム運営を行うマイネットだからこそのキャリアステップと言えます。
田中:他にも、タイトルをマイネットに預けていただくために交渉をする「獲得プロデューサー」、タイトル運営をマイネットに切り替える際にチームをリードする「移管プロデューサー」など様々な役割を担うことができます。
――:伴さんはどのようなキャリアステップを経て部門長になったのでしょうか?
伴:マイネットに入って最初は1タイトルのプロデューサーに就きました。当時は、そのタイトルを運営することで精いっぱいでしたね。まずは「1つのタイトルを安定して運営できるようになる」ことを目標に、日々スキルアップしようと努力していました。例えば、どんな小さな施策でもどのセグメントのユーザーさんがどのくらいの熱量で反応するかを定量的に把握し解像度を上げて、PDCAを回すようにしていました。
また、タイトル運営は航海と同じだと思っています。チームが同じ方向を向いて一つにまとまっていなければ正しく進みません。チームマネジメントでは積極的に1on1を実施して、各メンバーが感じるチームの課題を吸い上げて解消に取り組むとともに、タイトルの方針や事業計画の共有を頻繁に行っていました。
少しずつプロデューサーとしての信頼を得ていく中で、タイトルを2つ同時に担当したり、移管タイトルのプロデューサーに挑戦したりとできることが増えていきました。現在は部門長として4つのタイトルの統括をしています。
――:伴さんはマイネットでキャリアステップを進んでいく中で、どんなことを重視していましたか?
伴:会社や事業の方針を実現するため、具体的に考えることを大切にしています。
どの会社にも方針や求められていることがあると思いますが、会社単位での方針は抽象度が高いことも多いと思います。この抽象度が高い方針を噛み砕いて実行可能な状態にすることがタイトルの責任者であるプロデューサーの大事な役割だと考えています。もちろん「自分なりのゲーム運営」の実現を目指す考え方もあるとは思います。
ただそれが会社の方針と大きくずれてしまっては、会社という組織でゲーム運営に取り組む意義が薄れてしまうと思うんです。会社の方針を自分なりに噛み砕いて成果を出してこそ個人と会社が共に成長できると考えています。
例えば、マイネットではメンバーが持つべき姿勢として「ユーザーさんの方を向いて仕事する」という言葉を設定しています。我々の事業にはサービスを楽しんでくれているユーザーさんが必ずいます。そのユーザーさんが何に価値を見出すかを常に考えることを重視し、ユーザーさんがなぜこのゲームを遊んでくれているのか、その「コアバリューの把握」を大事にしています。
私はこの姿勢を具体的なアクションに落とし込むために、ユーザーさんがどの機能やイベントを遊んでくれているのか、どのようなデッキを編成しているのかなどを、データを元に把握していきました。これは会社が重視している「データドリブン」の考え方にも沿ったものです。
これまで多数タイトルの運営で培ってきたユーザーさんの行動データを活かすために、データで定量的に判断することを会社として重視しています。このように会社の方針を嚙み砕いて具体的なアクションに繋げていくことをこれまで大切にしながらキャリアアップしてきました。
――:マイネットにマッチするのはどんな方だと思いますか?
伴:合理的、論理的に物事を考えながらゲーム運営をすることが好きな方に特に合っていると思います。ゲームに対しての情熱はもちろん大事ですが、その情熱が「最高のゲームを作りたい」というよりは「ユーザーさんに対して、どうしたらより価値を提供し続けられるか」であるとマイネットにマッチしていると思います。
田中:また、ゲームはエンターテイメントではありますが、それと同時にオンラインコミュニティの要素も強く、ユーザーさんにとっての「居場所」であると考えています。ユーザーさんにとっての大切な居場所をより継続性のあるものにする「事業の責任者として」の視点を持っていただけると、より成果を出して活躍していただけると思います。
――:ゲームサービス事業全体の、今後の事業展望をお聞かせください。
伴:現在は同時進行で約30本のタイトルを運営していますが、今後もどんどん新規タイトルの獲得を行ったり、より規模の大きなタイトルを増加したりと組織の拡大を目指すのが展望です。そして、各ゲーム会社様からマイネットの事業を信頼してお声がけいただいた際に期待に応えられるよう、運営の質と体制を整備して、より多くのタイトルを受け取りユーザーさんに価値提供し続けられるようにしていきます。
――:最後に読者・候補者に向けてメッセージをお願いします。
伴:マイネットは「ユーザーさんのために長くゲームを続けていくんだ」という確固たるポリシーをもって運営に取り組んでいる運営特化の会社です。
このサービスをもっと世に広く受け入れられるサービスへと昇華させていきたい思いがありますし、マイネットが掲げる方針に共感して一緒にやってみたいな、楽しそうだな、と思っていただけた方や、事業に面白みや興味を感じてくださった方と共に働ける日を楽しみにしています。
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© Mynet Inc.
会社情報
- 会社名
- 株式会社マイネット
- 設立
- 2006年7月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 岩城 農
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高87億1700万円、営業利益1億6800万円、経常利益1億2500万円、最終利益1億4300万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3928