セガ、2022年度の「知財功労賞」で商標活用優良企業として「経済産業大臣表彰」を受賞

  • セガは、2022年度の「知財功労賞」において、商標活用優良企業として「経済産業大臣表彰」を受賞しましたことを発表した。

    「知財功労賞」とは、経済産業省 特許庁が毎年4月18日の「発明の日」に合わせ、知的財産制度を有効に活用し 円滑な運営・発展に貢献する個人や企業を表彰する制度。セガは中長期的な成長戦略として、「グローバル」「IP活用」をキーワードとして掲げ、自社の保有するIP資産の幅広い活用を進めている。今回の受賞は、グローバル、かつ幅広い領域に拡大する事業活動にも効率的に対応する、知的財産権に関する取り組みが評価されたものとなる。

    なお、具体的な受賞のポイントは以下の3点となっている。

    ①セガの法務知的財産部の人員が、親会社であるセガサミーホールディングス<6460>の知的財産部を兼任することで、セガサミーグループ全体の商標管理などを、より俯瞰的かつ効率的に行える体制を構築している。知的財産部は「ビジネスに寄り添う伴走者」として、新規事業立案からプロアクティブに事業に関与し、商標調査や権利化を行っている。また、商標登録・管理業務などを内製化しており、大幅なコスト削減と知財スキル強化を図っている。

    ②レトロゲームを含む重要ブランドについては、 グッズ販売やオンラインゲームの提供、 映画化など、 事業の変化に応じてポートフォリオを強化している(例えば「Sonic the Hedgehog」は90カ国で約1,900件の商標保護を行った)。また、「UFO CATCHER」「プリクラ」などの商標が普通名称となることを防ぐため、使用や表記のガイドラインを作成している。

▲UFO CATCHERシリーズ「UFO CATCHER 9 third」

▲キャラクター「Sonic the Hedgehog」

③権利行使を重視しており、侵害品に対しては中国における行政摘発や、各国で警告・訴訟を行うなど、アグレッシブに対応している。また重要商標については、商標登録異議申立を行い、第三者の登録を防止している。


セガでは、今後も知的財産権に関する活動に積極的に取り組み、豊富なIPとゲーム開発力で、全世界のユーザーに向けて新たな感動体験を創造していくとしている。


(C)SEGA

株式会社セガ
https://www.sega.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社セガ
設立
1960年6月
代表者
代表取締役会長CEO 里見 治紀/代表取締役社長執行役員COO 内海 州史/代表取締役副社長執行役員Co-COO 杉野 行雄
決算期
3月
直近業績
売上高1916億7800万円、営業利益175億3900万円、経常利益171億9000万円、最終利益114億8800万円(2023年3月期)
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