DeNA、NFTアイテムのアルバムサービス「NFTコレクション」の提供開始 Mobageで人気を博した『住み着き妖精セトルリン』が登場
ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>は、4月13日、NFTと紐づいたデジタルコンテンツ(NFTアイテム)のアルバムサービス「NFTコレクション」の提供開始を発表した。
「NFTコレクション」は『ゲームファンのための宝物』をコンセプトに、制作されたゲーム内や作品内のデジタルコンテンツをコレクションし、楽しむことができるサービスとなる。
それぞれのデジタルコンテンツはNFT技術により識別情報が記録されており、LINE BITMAX Walletを通したユーザ同士の受け渡しが可能となっている。
また購入したNFTは、4月13日よりサービスを開始したLINEのNFT総合マーケットプレイス「LINE NFT」においてユーザ同士で販売・購入することができる。
大多数のオンラインゲームでは、プレイヤーはサービスの提供終了と共にゲーム内のプレイ記録やアイテムなどを参照・表示することが不可能になる。
サービスの提供が終了したゲームや展開を終了した作品であっても、「NFTコレクション」に参加することで、ゲームや作品を楽しんでいたファンとサービス提供側は再度タッチポイントを設けることが可能になる。
「NFTコレクション」によって、ゲームや作品に関するコンテンツの知的財産権を保有している企業は新たな事業機会の検討を行うことが可能になり、ユーザはかつて楽しんだゲームや作品について、NFT技術によって保有情報が記されたデジタルコンテンツをコレクションすることができる。
■第一弾はMobageで人気を博した『住み着き妖精セトルリン』が登場
「NFTコレクション」の第一弾として、DeNAが提供している『Mobage』上で多くのユーザに親しまれたオンラインキャラクター育成ゲーム『住み着き妖精セトルリン』のNFTアイテムの提供を開始する。
『住み着き妖精セトルリン』は、キャラクターの衣装や住む家のデコレーションを楽しむ、お世話不要の育成ゲームで、
カジュアルさとシンプルさが好評をいただき、累計登録者600万人を超える大人気のコンテンツだったものの、2014年12月にサービスの提供を終了した。
『住み着き妖精セトルリン』の第一弾NFTアイテムは全13種で、2022年5月末まで無償配布をおこなう(上限枚数に達し次第配布終了)。
運営より複数枚無償で配布する。レア度の高いNFTアイテムは静止画ではなくアニメーション等の豪華なクリエイティブとなっている。
「NFTコレクション」は今後、かつて「Mobage」上で展開していたゲームを題材にしたコレクションを展開していく予定。
また、「Mobage」以外のゲームに関するデジタルコンテンツの展開も検討している。DeNAでは、川崎ブレイブサンダースとともにNFTを活用した、試合で活躍する選手を予想して楽しむことができるカードゲーム「PICKFIVE(ピックファイブ)」(の提供や、横浜DeNAベイスターズにおいて、野球をモチーフにした新しい楽しみ方を提供するデジタルムービーコレクションサービス「PLAYBACK 9」の提供を開始している。
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会社情報
- 会社名
- 株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
- 設立
- 1999年3月
- 代表者
- 代表取締役会長 南場 智子/代表取締役社長兼CEO 岡村 信悟
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上収益1367億3300万円、営業損益282億7000万円の赤字、税引前損益281億3000万円の赤字、最終損益286億8200万円の赤字(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2432