【取消】ベクター、筆頭株主がソフトバンクからイーグルキャピタルに変更 中小企業向けDX支援で協業 ベクターも賛同表明
【取り消し】
ベクター<2656>は、下記記事に関する適時開示の取り消しを行った。ソフトバンクが保有するベクター株式の一部を市場外での相対取引によりイーグルキャピタル株式会社へ譲渡する契約を締結するとの発表を行ったが、両社は最終的には合意に至らず協議を継続するため、としている。
【掲載記事】
ベクター<2656>は、この日(5月11日)、イーグルキャピタルジャパンに筆頭株主になることを明らかにした。同社によると、イーグルキャピタルが筆頭株主であるソフトバンクの保有する株式の一部(4万6255株)を市場外の相対取引で取得することで合意したとの連絡を受けたとのこと。イーグルキャピタルは、保有比率33.33%の筆頭株主となる。これに伴い、ソフトバンクの保有株式は5万8789株から1万2534株に低下し、保有比率も42.36%から9.03%に低下し、第3位株主となる見通しだ。
イーグルキャピタルは、グループに税理士法人を抱えており中小企業の支援を理念に掲げている。そこで中小企業の DX 化を進めるべく、トラスト事業を推進しているベクターの買収を検討したという。現在の中小企業は、コロナ環境や DX 化の遅れにより競争優位性を確保できず、世界から遅れ苦しんでいる状況にあり、すみやかな DX 化支援で、ベクターとのシナジーが想定される、としている。
ベクターは、筆頭株主変更に関して賛同意見を表明した。今後の主力事業と位置付けるトラストサービス事業「みんなの電子署名」「みんなのタイムスタンプ」は、電子署名法、電子帳簿保存法など士業との関係が深く、イーグルキャピタルとその母体である税理士法人イーグルとの間でシナジー効果が見込まれる、とした。同社のトラストサービス事業を、さらに広範なサービスに拡大・展開するものと考えられ、企業価値の向上にも資する可能性があるとみているという。
なお、ソフトバングは、筆頭株主ではなくなったものの、引き続き株式を保有しているため、良好な関係に変更はないという。業務面、取引面での関係に変更はなく、業績に与える影響はないとのこと。また株式の受け渡しは5月19日を予定している。
会社情報
- 会社名
- 株式会社べクターホールディングス
- 設立
- 1989年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 渡邊 正輝/代表取締役副社長 加藤 彰宏
- 決算期
- 3月
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 2656
会社情報
- 会社名
- ソフトバンク株式会社
- 設立
- 1986年12月
- 代表者
- 代表取締役会長 宮内 謙/代表取締役社長執行役員兼CEO 宮川 潤一/代表取締役副社長執行役員兼COO 榛葉 淳/代表取締役副社長執行役員兼COO 今井 康之
- 決算期
- 3月
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9434