ビーグリー<3981>は、5月13日、2022年12月期第1四半期の決算を発表、コミック配信サービス「まんが王国」のプラットフォームセグメント好調で、増収増益となった。
・売上高46億7300万円(前年同期比5.7%増)
・営業利益5億4600万円(同26.4%増)
・経常利益5億1200万円(29.8%増)
・最終利益2億5400万円(22.9%増)
■プラットフォームセグメント…売上高30億7803万円、営業利益2億3419万円
プラットフォームセグメントの主力サービスであるコミック配信サービス「まんが王国」においては、ユーザー の訪問・定着・課金の流れを促し、課金者数と顧客単価を上げるべく、お得感を訴求するキャンペーンやブランデ ィング活動に注力した。
「まんが王国」サイト内で展開しているポイント購入と消費の両方であわせて毎日最 大50%還元されるポイントプログラムの常時実施のほか、お得感の訴求や幅広いユーザー層獲得のための販売促進 活動を積極的に行った。
このように「まんが王国」は、お得感No.1(2022年4月に実施された第三者調査機関 による電子コミックサービスに関する調査で最もお得に感じるサービス第1位を獲得。)のコミック配信サービス としてサイト内外で様々な企画を推進した。
さらに、新たな「まんが王国」連載作品の配信や、テレビドラマ化したぶんか社作品「部長と社畜の恋はもどか しい」を限定特典付きで先行配信する等、“ここだから読める”作品の創出に注力した。この結果「まんが王国」は2022年2月に、累計ダウンロード数が17億冊、会員登録者数は600万人を突破した。
また、日本テレビとの取り組みにおいては、同社が運営する2.5次元俳優のYouTubeチャンネル「ぼくたちのあそ びば」のコミカライズ企画や、漫画家発掘ドキュメントバラエティー「THE TOKIWA」の第2弾の放送決定等、クリ エイターの発掘・育成・支援にも積極的に取り組んだ。
プラットフォームセグメントの売上高は30億7803万円(前年同期比8.0%増)、営業利益は2億3419万円(前年同期比234.7%増)となった。
■コンテンツセグメント…売上高16億3745万円、営業利益3億1166万円
コンテンツセグメントにおいては、外出自粛の反動が一定あるものの、収益性の高いデジタルコンテンツが引き 続き高成長を維持し、2022年3月末時点でデジタル比率65%と好調な業績を牽引している。
昨年新たに創刊したデジタルコミック誌「PRIMOプリモ」「COMICヤミツキ」それぞれにおいてヒット作を生み出 す等、コンテンツの創出に注力した。
また、2022年1月には人気作品「義母と娘のブルース」を原作とした新年スペシャルドラマや、スマートフォン 向けコミックサイト「マンガよもんが」にて連載中の「部長と社畜の恋はもどかしい」を原作としたテレビドラマ が放送されるとともに、同年3月には、ぶんか社の公式YouTubeチャンネル「禁断書店」を開設し、「美醜の大地~ 復讐のために顔を捨てた女~」をはじめ人気漫画のセリフ付き動画配信を開始した。
これらの結果、コンテンツセグメントの売上高は16億3745万円(前年同期比1.1%増)、営業利益は3億1166万円(前年同期比14.1%減)となった。
■2022年12月期の見通し
なお、2020年12月期通期の予想については、従来予想からの変更はなし。
売上高 92億円(前期比0.3%減)
営業利益7億1900万円(同8.9%増)
経常利益6億5500万円(同11.5%増)
最終利益3億1200万円(同31.9%増)
会社情報
- 会社名
- 株式会社ビーグリー
- 設立
- 2004年10月
- 代表者
- 代表取締役社長 吉田 仁平
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高190億8000万円、営業利益14億9600万円、経常利益14億4000万円、最終利益6億8900万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3981