【レビュー】『ポケモンユナイト』に本日より参戦した「マフォクシー」の使用感をお届け! 妨害わざ「ほのおのうず」の自動追尾は初心者にもオススメ!


ポケモンは、『ポケモンユナイト(Pokémon UNITE)』において、本日(6月9日)より、新たなポケモン「マフォクシー」を追加した。

本稿では、ゲーム内で判明したわざの詳細や、その使用感レビューをお届けしていく。


▲マフォクシーは、遠隔・アタック型。耐久能力は低いものの、遠距離から相手のポケモンに大ダメージを与えることが得意。


▲ゲーム開始時はフォッコから始まり、レベル4でテールナー、レベル6でマフォクシーに進化する。

マフォクシーは通常攻撃の3回目が強化攻撃となり、命中時に与えるダメージが増加する。

特性は「もうか」で、残りHPが少ないときにわざを使うと、ほのおで相手のポケモンに追加ダメージを与える。一度この特性が発動すると、次に発動するまで一定の時間が必要となる。

ここからは覚えるわざを紹介していく。まずはフォッコが使用できる「ひのこ」と「おにび」について。前方直線範囲に攻撃できる「ひのこ」と、指定した地点に円範囲で攻撃できる「おにび」は、どちらも安定した火力があり、使い勝手が良い。ただし、アタック型の中では瞬間的に高火力を出すことが難しく、序盤は相手のポケモンと対面したときに決め手に欠ける印象を受けた。特に、バランス型やディフェンス型のポケモンと対面した際には継続して戦闘を行うと不利な場面になりやすいため、立ち位置には注意して立ち回りたい。レーン選択としては、可能なら最初から安全に野生ポケモンを倒してレベルを上げられる中央レーンを取りたいところ。


●ひのこ
リキャスト:6秒
わざ種別:遠隔
前方へ小さなほのおを発射し、当たった相手のポケモンにダメージを与える。


●おにび
リキャスト:7秒
わざ種別:範囲
怪しい炎を3つ召喚し、指定した場所へと飛ばす。飛んだ炎は爆発を起こし、当たった相手のポケモンにダメージを与え、少しのあいだ移動速度を下げる。

レベル6でマフォクシーに進化することで、「だいもんじ」か「マジカルフレイム」を覚えられる。どちらも前方直線範囲のわざとなっているが、「だいもんじ」の方が幅が広くわざの発生が速いため相手のポケモンには当てやすい。さらに、時間差の爆発ダメージまで入ると1発あたりのダメージ量は「だいもんじ」の方が高くなる。一方、瞬間的なダメージを見るならリキャスト時間も短い「マジカルフレイム」に分があるだろう。命中させることでわざの待ち時間を減らせるため、安定して相手に当てられる技量があるのであれば、最終的な総合ダメージは「マジカルフレイム」の方が期待できるかもしれない。慣れないうちは「だいもんじ」が安定、味方ポケモンの組み合わせを見て火力が足りないと感じた際には「マジカルフレイム」を選んでみるが良さそうだ。


●だいもんじ
リキャスト:6秒
わざ種別:遠隔
前方へ大の字のほのおを放ち、当たった相手のポケモンにダメージを与える。大の字が通った跡は、ほのおのゾーンになる。時間差で爆発が起き、範囲内にいる相手のポケモンにダメージを与える。アップグレード後は、与えるダメージが増加する。


●マジカルフレイム
リキャスト:4.5秒
わざ種別:遠隔
前方へふしぎな炎を発射する。相手のポケモンに当たると爆発を起こし、範囲内にいる相手のポケモンにダメージを与える。アップグレード後は、命中時にすべてのわざの待ち時間が短くなるようになる。命中したのが相手チームのポケモンだった場合はさらに短くなる。

続いて、レベル7で「ほのおのうず」か「ニトロチャージ」を覚えられる。特筆すべきは「ほのおのうず」で、当たるとかなり長い時間、相手を行動不能にさせられる。ここから、先述した「だいもんじ」や「マジカルフレイム」を命中させるコンボも組みやすい。さらに、「ほのおのうず」は自動で最も近い相手へ向かっていくため、距離を取って戦わなければならない状況を作ることができ、相手にすると非常に厄介なわざであることが分かる。一方、移動わざの「ニトロチャージ」は移動距離が短く、「ほのおのうず」に比べるとテクニカルな使用感となっている。ただし、「だいもんじ」や「マジカルフレイム」の使用中にも発動できるという特性があるため、例えば「マジカルフレイム」が発動するまでの溜め時間に上手く後退する、「だいもんじ」を当てて逃げた相手をさらに追い詰めるといった動きができれば相手を手玉に取ることができる。使用する際は、突進後に発生する範囲ダメージまでしっかりと当てられるかがポイントとなるだろう。


●ほのおのうず
リキャスト:8秒
わざ種別:妨害
指定した場所にほのおのうずを巻き起こす。うずは距離が最も近い相手のポケモンへ引き寄せられるように動き、範囲内にとらえた相手のポケモンに少しのあいだ継続ダメージを与え、移動速度を下げる。一定時間が経つ、またはうずの中心が相手のポケモンをとらえると、ほのおの勢いが増す。ダメージを与える頻度が高くなり、相手のポケモンを少しのあいだ行動できなくする。アップグレード後は、ほのおの勢いが増したとき、範囲内にいる相手のポケモンに与えるダメージが増加する。


●ニトロチャージ
リキャスト:5秒
わざ種別:ムーブ
指定した方向に突進する。突進が終わったとき範囲内に相手のポケモンがいたら、ほのおを3つ召喚して攻撃する。ダメージを与え、少しのあいだ移動速度を下げる。このわざは「だいもんじ」または「マジカルフレイム」を使っているあいだにも使用できる。アップグレード後は、わざを使ったとき自分の移動速度が少しのあいだ上がる。

最後に、ユナイトわざ「マジカルフェスティバル」について。継続ダメージを与える設置型のわざとなっているため、サンダーの取り合いなど、あまり移動せずに継続戦闘が発生しそうな場面で使用したい。また、HP回復効果を弱めるという効果もあるため、相手にワタシラガやハピナスが入っている対戦ではより効力を感じられることだろう。ユナイトわざ自体の溜まりも比較的早いため、試合展開によっては積極的に撃つ回数を増やしてこちらから有利な場面を作っていくという動きも悪くなさそうだ。


●マジカルフェスティバル
わざ種別:範囲
指定した範囲内にいる相手のポケモンに継続ダメージを与える。命中した相手のポケモンの移動速度を少しのあいだ下げ、HP回復効果も弱くする。

今回、マフォクシーを使用してみて感じたのは、サポートが厚いアタック型に仕上がっているということ。エースバーンやゲッコウガといった1人で決めきれるポケモンというよりは、味方と連携しながらKOを取っていく形が多くなりそうだ。特に、「ほのおのうず」は非常に使いやすく、効果も強力なため、これから『ポケモンユナイト』を始めるという人や、今までアタック型をあまり使ってこなかったという人にもかなりオススメ。妨害わざを持っているアタック型という点や、ユナイトわざの溜まりやすさから、今いるポケモンの中ではピカチュウと似た立ち回りになるのかなと感じた。ただし、わざ紹介でも書いた通り、「マジカルフレイム」や「ニトロチャージ」を使いこなして安定したダメージが出せるのであればこの限りではない。初心者から上級者まで、用途に合わせた使い方ができるポケモンとなっているため、ぜひ一度バトルで使ってみていただきたい。


(文 編集部:山岡広樹)



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