タカラトミーアーツ、22年3月期の決算は最終利益215%増の25億円と大幅増益 直近の最高益に 『ポケモンメザスタ』が貢献か
タカラトミー<7867>グループのタカラトミーアーツの2022年3月期(第36期)の決算は、最終利益が前の期比215.0%増の25億2500万円だった。直近の最高益となったもようだ。前の期(2020年3月期)の実績は、最終利益が8億0200万円だった。この日(6月17日)付の「官報」に掲載された「決算公告」でわかった。
同社は、玩具・ぬいぐるみ・雑貨・アーケードゲーム筐体などを手がけている。ゲームについては、『ポケモンメザスタ』や『ドラゴンクエスト ダイの大冒険 クロスブレイド』、『ワッチャプリマジ!』などを展開している。
タカラトミーの決算発表を見ると、アミューズメントマシンでは2020年9月から展開の「ポケモンメザスタ」や2021年10月から展開をスタートした、プリティーシリーズ10周年記念作品「ワッチャプリマジ!」が人気を集めたという。
またガチャ事業では、ガチャ人気が高まっている市場環境の中、大型ガチャ売場の設置拡大と人気コンテンツを使った関連商品により売上が伸長したとのこと。
マーベラスの決算にみられるように、キッズアミューズメントゲーム業界では『ポケモンメザスタ』がケタ違いのヒットを出していると言われており、その貢献が大きいようだ。タカラトミーアーツの宇佐美博之社長が親会社のタカラトミーの取締役に就任するが、論功行賞ともいえるだろう。
最終利益の推移は以下のとおり。
なお、その他、タカラトミーのグループ企業の決算公告は以下のとおり。
会社情報
- 会社名
- 株式会社タカラトミー
- 設立
- 1953年1月
- 代表者
- 代表取締役会長CEO 富山 幹太郎/代表取締役社長COO 小島 一洋
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高2083億2600万円、営業利益188億1800万円、経常利益178億700万円、最終利益98億800万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7867
会社情報
- 会社名
- 株式会社タカラトミーアーツ
- 設立
- 1988年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 近藤 歳久
- 決算期
- 3月