ドリコム<3793>の内藤裕紀社長は、この日(7月28日)開催した第1四半期の決算説明会で、新たに開始した出版・映像ブランド「ドリコムメディア」より出版する書籍について、下期以降に10作品以上を刊行する予定であると明らかにした。紙と電子書籍双方で展開する。ウェブトゥーンについては少し遅れる見通しだ。
「ドリコムメディア」は、4つの DRE(ドリ)レーベル「DRE STUDIOS」(webtoon)・「DRE ノベルス」(ライトノベル)・「DRE コミックス」(コミック)・「DRE PICTURES」(アニメーション)による、オリジナル作品の創出と全方位でのメディアミックスを展開し、「作品価値の最大化」をプロデュースする。
なお、それに先立ち、開催した小説公募新人賞「ドリコムメディア賞」に2000作品もの応募があったことも明かした。「出版事業に関しては、何の実績もない状態だったが、大手出版社並の応募があったことはクリエイターから期待されている部分がそれなりのあるのでは」とコメントした。
ゲーム化やコミカライズなどメディアミックスの可能性などを示したことや、一般的な出版社と異なり、デジタルベースで立ち上がった会社であり、複数領域のエンタメを展開していることなどが評価されているという。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ドリコム
- 設立
- 2001年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 内藤 裕紀
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高97億7900万円、営業利益9億300万円、経常利益7億9300万円、最終利益1億400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3793