Aiming、第3四半期は営業損失4.7億円と赤字見通し アニメIP新作2本開発で費用先行 「DQタクトが順調なうちに次の準備を行う。前向きな投資」(椎葉社長)
Aiming<3911>は、2022年12月期 第3四半期(22年7~9月)の業績について、売上高29億0900万円(前四半期比4.3%減)、営業損失4億7400万円(前四半期は1億5600万円の利益)、経常損失4億7400万円(同1億6600万円の利益)、最終損失3億8600万円(前期は1億2000万円の利益)と減収・赤字になる見通しであることを明らかにした。
・売上高:29億0900万円(同4.3%減)
・営業損失:4億7400万円(同1億5600万円の利益)
・経常損失:4億7400万円(同1億6600万円の利益)
・最終損失:3億8600万円(同1億2000万円の利益)
『ドラゴンクエストタクト』の2周年イベントが開催となるものの、8月半ば以降は周年イベントの反動で減少する可能性を見ているため、大きく伸びるとは見込んでいない、とした。同タイトルの売上見通しは慎重に立てているそうだ。
KLab<3656>から受託開発していた『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』アニメーションシリーズのゲームについても、受託からビジネススキームの変更で合意しており、この売上計上がなくなることも響く。
さらに費用面では、『新作アニメ系 プロジェクト S』の開発が佳境に入り、開発費が増える見通し。アニメ製作委員会との契約締結が完了するまで先行してAimingが開発費を負担している。契約締結後、費用負担が戻される見通し。
また、『銀河英雄伝説 Die Neue Saga(仮)』についても開発フェーズが進行しており、来期(2023年12月期)に向かって費用が増えていく、との見方も示した。さらに2周年を迎える『ドラゴンクエストタクト』の広告宣伝費も増える。
椎葉忠志社長(写真)は、「受託で計上していた売上が減ることに加え、複数の新作の開発が佳境に入って開発費が増えるなど大きなインパクトが重なったため、赤字となる見通しだ。『ドラゴンクエストタクト』が順調なうちに次の利益貢献が期待できるタイトルをしっかりと準備する。前向きな成長への投資だ」と述べた。
会社情報
- 会社名
- 株式会社Aiming
- 設立
- 2011年5月
- 代表者
- 代表取締役社長 椎葉 忠志
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高181億9900万円、営業損益13億900万円の赤字、経常損益11億円の赤字、最終損益22億2700万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3911