『ウマ娘』4thEVENT EXTRA STAGEに向けてライスシャワー役・石見舞菜香さん、ミホノブルボン役・長谷川育美さんにインタビュー! これまでにないセットリスト、演出にも期待
11月5日(土)、11月6日(日)の2日間、ベルーナドームにて「ウマ娘 プリティーダービー 4th EVENT SPECIAL DREAMERS!! EXTRA STAGE」が開催される。本イベントは3月に東京、5月に横浜で開催された4thイベントの追加公演という位置づけだが、新たな出走キャストが加わり、さらに会場もドームとなったことで、これまでにない展開が期待されている。
そんなイベントに出走するライスシャワー役・石見舞菜香さんと、ミホノブルボン役・長谷川育美さんにインタビューを行う機会が得られた。昨年の3rdイベント以来久々の出走となる2人は、どんな思いで公演にのぞむのか、またゲーム・TVアニメを通して共演することの多いキャラクターに対しての思いなど、この機会にさまざまな質問をぶつけてきた。
いつかは逃げ切りシスターズ全員で…
――お二人は3rdイベント以来の出演となりますが、前回ステージに立ったときはどんなお気持ちでしたか。
石見さん:3rdイベントのときはとにかく緊張したのを覚えています。大勢いるファンの方々の前に立つ経験自体がほぼ初めてだったので、「歌詞やダンスを忘れちゃったらどうしよう」と、そればっかり考えていました。そもそも私自身、ステージ上で焦ってしまうのか、意外と冷静なのかも分からない状態でしたから。
長谷川さん:しかもソロで歌唱するパートがあったからね(笑)。みんなで歌っているなら、まだカバーできるけど。
石見さん:(笑)。出走者のみなさんが「がんばれ!」と励ましてくれて、ようやくステージに立てたイベントでした。ステージに上がるとファンの皆さんのペンライトを、ライスシャワーに合わせて青い色にしてくれたんです。それがとても綺麗で、なんだか背中を押してくれたような気持ちになりました。
長谷川さん:私は緊張してる舞菜香ちゃんの横で、ずっと冷静でした(笑)。私の場合はソロもなかったし、みんなでワイワイできました。
印象に残っているのはイベントのオープニング、最初はステージに幕がかかっていて、そこに映像が流れる演出だったんですけど、裏側から見てもとても綺麗だったんです。「幕が開いたら、今度はペンライトが綺麗なんだろうな」と、ワクワクしながら始まりを待っていました。
だけど実際にステージに上がると、やっぱり違いました。普段のトークイベントとはライトの量もまったく違って、とても眩しいんです。「こんなに見えなくなるのか」と怖くなったのを覚えています。
――出走者の中には1st、2ndイベントを経験した方も大勢いたと思います。キャスト陣のチームワークはどのように感じましたか?
長谷川さん:和氣さん、Machicoさんといった慣れている方々の安心感はすごかったです。
石見さん:Machicoさんはライブ前に応援してくれるだけでなく、いろんな提案もしてくれるんです。ライブ当日でもより良くするためにアイディアを出して、自分自身でやりきってしまうのが格好良くて…さすがとしか言いようがないです。
長谷川さん:私たちはまだまだ、レッスンを重ねたものしかできないから(笑)。当日になって急に変えるなんて考えられないし、めちゃくちゃ格好良かったです。
石見さん:あとはゴールドシップ役の上田さんも、ライブの合間にも声をかけてくれました。本当に些細なことでも「見てたよ」と言っていただけるのは、とても励まされました。
長谷川さん:みなさん『ウマ娘』に限らず、なにかのライブに出演経験がある方ばかりなので、イベント当日だけでなく練習のときから安心感がありました。
――イベントはもちろん、さまざまな場面で『ウマ娘』の楽曲を聞く機会があると思います。お二人は特にお気に入りの楽曲というと、どれになりますか。
石見さん:思い入れ深い楽曲というと、やっぱり「ささやかな祈り」です。ライスシャワーのソロ曲であり、物語に沿った歌詞だから感動も強いんです。
長谷川さん:確か、TVアニメ第2期第7話のエンディングで流れたときが初公開だったよね。
石見さん:そうです! すごく感動的な使われ方で、見ていてグッとくるものがありました。ひとつの楽曲の中でも、最初は自信がない状態から始まって、だんだんと前向きな一面、芯の強さが表れるのがライスシャワーらしくて。だから歌うときも自然と気持ちがこもるんです。
長谷川さん:私は今まで「Make debut!」と答えていたんですけど、最近はキングヘイローの「Exercise the Right」が格好いいと思うようになりました。特に歌詞が良くて、聞いているとキングヘイローの泥臭さを思い出すし、なにより励まされます。
――では、4thイベントの追加公演に向けてお二人が期待していることはありますか?
石見さん:人生で一回はステージ上で炎が吹き出る演出をやってみたいんです。3rdイベントではそもそもなかった演出ですけど、4thイベントの写真を見ると「火が出てる!」と驚いて(笑)。ステージに立っていたらどれだけの熱さを感じるんだろうと思うし、一度体験してみたいです。
長谷川さん:今回は会場がさらに大きくなるので、確かに演出はどうなるのか、今からワクワクしますね。
石見さん:会場が大きくなるからこそ、どんな形でファンの方々の近くに行けるんだろうと想像が膨らみます。
長谷川さん:これまでもトロッコとかあったしね…。トロッコは一度乗ってみたいんです。これは3rdイベントにはなかったですし。あとは、やっぱり私たち二人が絡む場面が増えたらいいなと思います。前回のイベントよりも近い場所で何かができたら嬉しいです。
――楽曲に関して、イベントで歌ってみたい曲はありますか?
石見さん:「WINnin' 5 -ウイニング☆ファイヴ-」はオリジナルメンバーで歌ってみたいです。なかなか5人が揃うことがないですから。
長谷川さん:そういう意味では私も、アニメ「うまよん」に登場する逃げ切りシスターズ全員で「逃げ切りっ! Fallin' Love」はいつか歌いたいです。3rdのときも全員集合とはいかなかったですから。もちろんイベントならではの組み合わせも魅力ですけど、一度はオリジナルメンバーで、という思いは強いです。
――『ウマ娘』のイベントだと、毎回異なる衣装も魅力のひとつですよね。
石見さん:4thの衣装も赤が基調で、アシンメトリーになっていて、とてもかわいかったのを覚えています。
長谷川さん:3rdの青い衣装からガラッと変わって、ぜんぜん違うイメージになりましたよね。細かいところも一人ひとり違っていて、似合わない人がいないのはすごいと思います。
石見さん:次のイベントは追加公演ですけど、季節も変わったのでひょっとしたらなにか変化があるかもと期待してます。
ライスシャワーとミホノブルボンは“仲間でライバル”の不思議な関係
――お二人が演じているライスシャワーとミホノブルボンはゲームやTVアニメでも度々共演していますよね。
石見さん:アニメだとブルボンさんはライスに対してガッツを入れてくれます(笑)。サイボーグと言われるくらいきっちりしている印象もあったんですけど、その中に熱い心を持っているキャラクターだと思います。
長谷川さん:最初にアニメの台本を見たとき、「こんな運命を背負った子がいるのか」とライスに対して思いました。まっすぐな気持ちでレースに勝ったのに評価されないのは、見ていて辛いものがありました。それにライスは誰に対しても優しくて、その分自分を責めちゃうんですよね。黙々とトレーニングするところを見ても、自分に厳しい子なのが分かるし、「もっと自分を大切にして!」と思いました。
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ライスシャワー
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ミホノブルボン
――アニメのアフレコとなるとかなり前の話になるかと思いますが、今でも思い出に残っていることはありますか?
石見さん:「ライスはヒールじゃない、ヒーローだ」というセリフは、最初から監督に「最高に格好良くしたいです」と強くお願いされたのは印象深かったです。最初にそんなことを言っていただくのはめったにないことで、いかに特別なセリフなのかが分かりました。本編を見ても、そのシーンは鳥肌が立つくらいで、その瞬間をライスシャワーとして演じられたのはありがたかったです。
長谷川さん:アフレコ現場にはトレーナー役の黒田さん(黒田崇矢さん)もご一緒で、とても気さくな方だったのが思い出に残っています。トレーナーのデザインを見て「これは俺をモチーフにしたの」とスタッフの方に質問したり、本当に面白い方でした(笑)。
――この2人の関係性はどのように見ていますか。親友であり、ライバルであり、いろいろな見方ができると思うんです。
石見さん:「ユメヲカケル!」の歌詞にも”トモダチ以上 仲間でライバル”とありますけど、まさにそんな関係です。
長谷川さん:友達過ぎない関係って、確かに不思議に感じます。いつも一緒にいる感じでもないし、そもそもお互い群れるイメージがないし。各々が自分のペースでいつつ、だけどお互いを高め合えるのは素敵です。
石見さん:この関係性って、『ウマ娘』が持つ熱さにも繋がってくると思うんです。相手が本調子じゃないと、「ラッキー」なんて思わずむしろ鼓舞したり、スポーツマンシップを感じます。
――お互いの実力が分かっているからこそ、時に強く言えることもあるかもしれません。
長谷川さん:前のレースで負けた相手に対して「あなたは私のヒーロー」って、なかなか言える言葉じゃないです。私だったら「悔しい!」ってなっちゃいます(笑)。ブルボンはきっと、未来のことを見据えているんだと思うんです。これから先、もっと成長するためにはライスは絶対に必要と。なんだか素敵な関係性ですよね。
――アニメだとシリアスなシーンもあれば、コミカルなシーンも数多くあります。お二人が気に入っているシーンはありますか?
石見さん:ライスが朝ごはんにパンを食べていて、「朝はパン派なんです」と言ったシーンはじわじわくる面白さがありました(笑)。熱いシーンの裏でツッコミどころのあるセリフが面白かったし、なによりライスが普通の口調で答えてるんです。別にボケてるって感じでもなく。ライスの素の部分が見えた気がします。
長谷川さん:今でも覚えてるのが第1期の最初、スペちゃん(スペシャルウィーク)のオーバーオール姿がかわいくて(笑)。今となっては見ることは難しいでしょうし、貴重な服装でしたね。
――ゲームは配信から1年半が経ちますが、盛り上がりを肌で感じる瞬間はありましたか?
石見さん:もう、信じられないくらいありました! まったく関係のない収録現場でも「ライス好きなんです」と言っていただけます。
長谷川さん:プライベートの友達からも「職場でやってる人いるよ」と教えてくれることも多いです。あと、電車の中でもよく見ます。
石見さん:私も見ます! 隣の人が育成してるんです(笑)。あと、テレビ番組で一般の方が「ライスが嫁です」と話をしたみたいで、その様子をお婆ちゃんが知らせてくれたりもしました。
――実際に育成に挑戦することはありましたか。
石見さん:あるんですけど、ライスの育成が難しくて…(笑)。子供のころはけん玉と野球盤で育ってきて、ゲームみたいに覚えることが多い遊びが苦手だったんです。『ウマ娘』は特に頭を使うゲームで、サポートカードをかわいさで選んではいけないと痛感しています(笑)。
長谷川さん:かわいさで選んじゃうのは分かる(笑)。私は以前「ぱかライブTV」で、自分で育成したウマ娘で勝負する企画があって、そのとき初めて真剣に向き合ったんです。それまではサポートカードをおまかせで選んでもらう遊び方でしたけど、そのときはネットで育て方を調べましたね。考えなきゃいけないことが膨大で、その分やりがいもあって、勝ったときの嬉しさが『ウマ娘』の魅力なんだと思います。
石見さん:レース中、ついつい「頑張れ!」と応援しちゃいますよね(笑)。
――長谷川さんは、育成ウマ娘としてのミホノブルボンはどんな印象ですか?
長谷川さん:やっぱり難しいなという印象が第一に来ます。だけど自分で演じている子は絶対に確保したいので、バレンタインイベントのときは人生で初めて課金しました。全然出てくれなかったけど、最後の最後で来てくれて、自宅で叫びました(笑)。バレンタインブルボン(※[CODE:グラサージュ]ミホノブルボン)はすごく強いと評判で、山根綺ちゃん(ダイタクヘリオス役)から「マジで良い」と言われたのは嬉しかったです。
――バレンタインイベントに限らず、ストーリーイベントにも2人は度々登場しますが、そちらの印象はいかがですか?
石見さん:ハロウィンイベントは2人とも登場しましたよね。あのときはブルボンさんが1人で頑張っていることにライスが気づいて…という流れでしたけど、ライスがしっかり気づいてあげたのが嬉しかったです。
長谷川さん:私もハロウィンイベントの印象は強いです。ライスはブルボンのことを思って、ロブロイ(ゼンノロブロイ)はライスのことを思って、そしてクリークさん(スーパークリーク)が見守っていて、みんなの思いやりが詰まったイベントでしたよね。
――アニメだと描ききれなかったキャラクターの個性が、ゲームだとより深く描けていると感じます。
長谷川さん:そうですね。ブルボンの場合はバクシンオー(サクラバクシンオー)と意外なほど仲が良かったり(笑)。バクシンオーは誰に対しても同じ接し方ができるんでしょうけど、ブルボンも普段と変わらない口調で会話するのが面白いです。
石見さん:ライスだとウララちゃん(ハルウララ)との関係がすごく好きです。ウェディングイベントで一緒に歌った「うまぴょい伝説」がかわいくて(笑)。
長谷川さん:バレンタインイベントはブルボンとエイシンフラッシュがメインでしたけど、2人はどちらもきっちりしている印象じゃないですか。でも2人の会話になると、実は違うところも多く見えたり、面白い組み合わせたと思いました。
振り返ると、バレンタインイベントでブルボンが登場するとは思っていなかったんです。もっと分かりやすくかわいいウマ娘が登場すると想像していたので。そういう意味でも驚きがありましたけど、意外性があるからこそのかわいさが引き立ったのかなと思います。
――これまでもたくさんの場面で『ウマ娘』に接してきたと思いますが、今後やってみたいことはありますか?
石見さん:一度でいいから、競馬場で馬を身近で見てみたいです。特に京都競馬場にはライスシャワーの慰霊碑もあるので、会いに行きたいです。
長谷川さん:競馬場の熱気は一度感じてみたいし、ミホノブルボンの聖地に足を運びたいし、やりたいことはまだまだあります。
――分かりました。では、あらためてになりますが、11月に開催される4thイベントに向けての意気込みを教えてください。
石見さん:私自身、大きなライブが3rdイベント以来で、会場もさらに大きくなるので今からとても楽しみです。ステージから見るベルーナドームがどんな景色なのか、どんな楽曲を歌えるのか、ワクワクがいっぱいです。ファンの方もぜひ同じ空間で、同じ時間を過ごせたらと思います。私も楽しんでいただけるように、練習がんばります!
長谷川さん:私も大型イベントとなると1年以上の期間が空いているので、まずは他のメンバーに置いていかれないようにしたいです(笑)。ドームというステージに立たせていただく機会って、なかなか巡り会えないチャンスなので、一瞬一瞬を目に刻んで楽しみたいと思います。ファンの方にとっても、これまでとは違ったイベントになると思います。これまで『ウマ娘』のイベント体験してこなかった人はもちろん、以前体験した人ももう一度足を運んでくれたら嬉しいです。
――ありがとうございました。
ウマ娘 プリティーダービー 4th EVENT SPECIAL DREAMERS!! EXTRA STAGE
●開催日時
DAY1:2022年11月5日(土) 開場14:00 / 開演16:00
DAY2:2022年11月6日(日) 開場14:00 / 開演16:00
※公演日時は予告なく変更する場合がございます。
●会場
ベルーナドーム ( https://www.seibulions.jp/stadium/access/index.html )
●出走者
●主催・企画: 株式会社Cygames
●制作: 株式会社バンダイナムコミュージックライブ
●来場特典
来場特典として、 入場時にスペシャルポストカードセットをプレゼントします。
「ニュースターズ・ロゼ」に身を包んだ特別デザインのキャラクターイラスト6種セットです。
■チケット情報
2022年7月27日(水)20:00から、 イープラスにて入場チケットの「オフィシャルWEB最速先行」をお申込み受付中です。
●チケット受付URL
https://eplus.jp/umamusume/4th_extra/
●チケット料金
入場チケット:9,900円(税込)
※未就学児入場不可
※お一人様1公演につき4枚まで(複数公演申込可)
※出演者は予告なく変更する場合がございます。
※出演者変更にともなうチケットの払い戻しはいたしません。
※営利目的の転売禁止
※転売チケット入場不可 ※オークションなどへの出品禁止
●受付期間
2022年7月27日(水)20:00 ~ 2022年8月22日(月)23:59
●結果確認/入金期間
2022年8月27日(土)13:00 ~ 2022年8月30日(火)21:00
ご本人確認や同行者登録に関しては、 4th EVENT特設サイトのチケット情報ページ ( https://umamusume.jp/event/sd4th/ticket/ )をご確認ください。