バンダイナムコHD、「ガンプラ」はアフターコロナも拡大続く 新作映像公開やマーケ施策でファン増加 グループ会社や協力工場も増産に参加
バンダイナムコホールディングス<7832>は、第1四半期(2022年4~6月)の決算説明会で、「ガンプラ」(機動戦士ガンダムのプラモデル)の販売が好調である要因について、新型コロナの感染拡大に伴う巣籠り需要だけでなく、新作映像作品の公開や各種プロモーション施策などが効果を発揮したものとコメントした。ガンプラユーザーは確実に増加しており、アフターコロナにおいても様々な施策を継続することで、今後もガンプラの売上高を拡大し続けることは可能とした。
同社によると、『機動戦士ガンダム』関連の売上高は前年同期比で20.8%の290億円だったことを明らかにした。IP別の売上高を公表し始めてから最高水準となったようだ。プラモデルを中心にハイターゲット層(大人層)向けの商品の販売が伸びたという。
また足元では、供給不足への対応も進めており、生産については一昨年度にバンダイホビーセンター(静岡市)の工場を増床しており、生産力を向上させているが、それを上回る需要の拡大に応えるため、バンダイホビーセンターに加え、協力工場やグループ会社による生産力増強を行っているという。また、バンダイホビーセンターに隣接した土地も取得しており、次期中期計画に向けてさらに生産力を増強させる予定だ。
なお、これまで「ガンダム」シリーズについては、「ガンプラをはじめとするトイホビー事業の商品・サービスが中心だったが、『ガンダムエボリューション』など大型ゲームの開発も進んでおり、各事業分野において、ビジネスの拡大を図っていく、としている。
会社情報
- 会社名
- 株式会社バンダイナムコホールディングス
- 設立
- 2005年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 川口 勝
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆502億1000万円、営業利益906億8200万円、経常利益1041億6400万円、最終利益1014億9300万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7832