ぴあ、第1四半期決算は営業利益2億2100万円と前年同期11億5400万円の赤字から黒字転換 音楽公演やプロスポーツの国際試合など大型案件の開催で

ぴあ<4337>は、本日(8月12日)、2023年3月期 第1四半期(22年4月~22年6月)の連結決算を発表し、売上高75億7700万円(前年同期比59.8%増)、営業利益2億2100万円(前年同期は11億5400万円の損失)、経常利益2億0600万円(同11億6000万円の損失)、最終利益1億9200万円(同11億7900万円の損失)と大幅増収・黒字転換を達成した。

・売上高:75億7700万円(同59.8%増)
・営業利益:2億2100万円(同11億5400万円の損失)
・経常利益:2億0600万円(同11億6000万円の損失)
・最終利益:1億9200万円(同11億7900万円の損失)

音楽公演の全国ツアーや大規模フェス、プロスポーツの国際大会等の大型案件が続々と開催され、特にインターネット経由でのチケット販売が好調に推移した。「収益認識に関する会計基準」を適用しなかった場合の売上高は482億円規模となり、コロナ影響を受ける以前の2019年度を上回る売上水準となった。またメディアコンテンツ事業においても、「ジェイソン流お金の増やし方」が電子書籍を含め累計50万部を超えるヒットとなり、業績に貢献した。

同社では、営業損益及び償却前営業損益では、昨年の第3四半期以来、3四半期連続の黒字を計上し、業績回復基調を持続している。さらに、営業キャッシュ・フローも着実に好転しており、現預金残高も250億円を越える水準となっている、としている。

売上に貢献した主なイベントや商品は次のとおり。

<イベント>
・プロ野球公式戦
・「Mr.Children」
・「LADY GAGA」
・「Perfume」
・「リポビタンDチャレンジカップ2022」
・「ROCK IN JAPAN FES.2022」
・「SEKAI NO OWARI」
・「Fantasy on Ice2022」
・「JO1」

<商品>
・「ジェイソン流お金の増やし方」

■2023年3月通期の業績見通し
2023年3月通期の業績は、売上高350億円(前期比35.6%増)、営業利益7億円(前期は8億3300万円の損失)、経常利益4億円(同8億4500万円の損失)、最終利益9億5000万円(同11億2200万円の損失)を見込む。

・売上高:350億円(同35.6%増)
・営業利益:7億円(同8億3300万円の損失)
・経常利益:4億円(同8億4500万円の損失)
・最終利益:9億5000万円(同11億2200万円の損失)
・EPS:62.47円

通期計画に対する進ちょく率は、売上高21.6%、営業利益31.6%、経常利益51.5%、最終利益20.2%となっている。

・売上高:21.6%
・営業利益:31.6%
・経常利益:51.5%
・最終利益:20.2%