コトブキヤ、22年6月期は売上高49%増、営業益136%増に 「呪術廻戦」「遊戯王」など他社IP商品や「メガミデバイス」など自社IP商品が好調
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壽屋(コトブキヤ)<7809>は、8月12日、2022年6月期通期の決算(非連結)を発表、人気コンテンツのアニメ「呪術廻戦」やアニメ「遊☆戯☆王 デュエルモンスターズ」のフィギュア、自社IPの「メガミデバイス」「創彩少女庭園」や新IPの「アルカナディア」関連アイテムが販売好調で大幅な増収増益を達成した。
売上高142億9200万円(前々期比49.8%増)
営業利益23億3700万円(同136.7%増)
経常利益23億3200万円(同135.8%増)
最終利益16億2100万円(同138.4%増)卸売販売は、国内市場では新規自社IP製品「アルカナディア」より「ルミティア」を発売、自社IP製品「メガミデバイス」より「皇巫(オウブ)スサノヲ」と「朱羅 九尾 火舞羅」を発売、自社IP製品「創彩少女庭園」より「結城 まどか[桃桜高校・夏服]」と「小鳥遊 暦[令法高等学校・夏服]」を発売し、プラモデルの売上に貢献した。プラモデル関連製品である「モデリング・サポート・グッズ」なども堅調な推移をみせ、業績をけん引した。
他社IP製品ではアニメ「呪術廻戦」より「五条 悟」を発売、アニメ「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ」より「オシリスの天空竜」「ラーの翼神竜」「オベリスクの巨神兵」の三幻神を発売し、フィギュアの売上に貢献した。
海外の北米地域は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響が依然続き、物流の混乱などにより一部製品の出荷遅延が生じているものの、フィギュア製品、プラモデル製品ともに売上は堅調な推移を見せた。
アジア地域は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響も販売活動については限定的にとどまり、プロモーション活動を行うとともに、販売チャネル拡大を推進した結果、フィギュア製品の売上が好調な結果となった。また、国内と同様に「メガミデバイス」シリーズを中心に自社IPのプラモデル製品も好調な結果となった。
直営店舗による小売販売は、「にじさんじ」関連商品が好調に推移したものの、新型コロナウイルス感染症に起因するインバウンド需要減少を主な要因とした来店客数の大幅な減少により、売上は伸び悩んだ。店舗運営においては、引き続き新型コロナウイルス感染拡大予防のため、定期的な換気や消毒、レジ前に飛散防止シートの設置など行い、衛生管理やスタッフの健康管理を徹底した。
ECサイトによる通信販売は、他社との差別化として直営店舗限定商品や特典の開発を積極的に推進したことにより売上は好調に推移した。
■2023年6月期は増収ながら減益の見通し
2023年6月期通期の業績予想については、以下のとおり。自社IPの展開としては、プロモーション活動を積極的に行い、コンテンツの認知度向上を図っていく。他社IPの展開としては、『原神』より「バーバラ」、「にじさんじ」より「叶」「葛葉」の発売を予定しているとしている。売上高160億円(前期比11.9%増)
営業利益18億円(同23.0%減)
経常利益17億6000万円(同24.5%減)
最終利益12億2200万円(同24.6%減)
会社情報
- 会社名
- 株式会社壽屋(コトブキヤ)
- 設立
- 1953年1月
- 代表者
- 代表取締役社長 清水 一行
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高163億7900万円、営業利益16億5600万円、経常利益16億円、最終利益11億300万円(2024年6月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 7809