アピリッツ、第2四半期(2~7月)決算は先⾏投資を⾏うも売上増加で吸収して大幅増益を達成 『UNI'S ON AIR』の共同運営化やM&Aで通期予想は上ブレ
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アピリッツ<4174>は、9月13日、2023年1月期の第2四半期累計(2~7月)の連結決算を発表、先⾏投資を⾏うも売上増加で吸収し、大幅増益を達成した。
売上高31億3100万円(前年同期単独業績22億1600万円)
営業利益1億6700万円(同1300万円)
経常利益1億5300万円(同ゼロ)
最終利益9200万円(同2500万円の赤字)
※今期より連結決算に移行しているほか、収益認識基準の適用も行っているため、前年同期比較はなし。各セグメントごとの状況は以下のとおり。
①Webソリューション事業 売上高13億8100万円、セグメント利益3億8900万円
顧客のニーズに合わせたサービス設計から開発・保守までの一連の流れで業務を請け負うことによりロイヤリティループを形成し、継続受注や複合サービスの提供案件を順調に伸ばすことができした。また、顧客のDX化を実現するパートナーとして新規案件の獲得にも積極的に取り組み、Webソリューション事業全体の業績は順調に推移した。②オンラインゲーム事業 売上高14億600万円、セグメント利益7400万円
「自社ゲーム開発」においては、既存タイトルの各種イベントなどにより売上維持に努めた。また、「式姫Project」の新作ゲームタイトルの開発も並行して進めている。「パートナーゲーム開発」においては、「自社ゲーム開発」にて開発した自社エンジンと、それらのノウハウを活かした他社ゲーム開発の新規受注および運営移管したゲームの運営を行ってきた。特にかねて開発および運営を行っていた大型のゲームタイトルである『UNI'S ON AIR』については、移管も見据えた共同運営体制へ移行するなど、開発体制の強化に努め、2022年6月に『アルカ・ラスト』も新たに譲り受け運営を開始するなど、積極的な事業拡大を進めた。
③デジタル人材育成派遣事業 売上高3億4300万円、セグメント利益24,00万円
デジタル人材派遣事業の機能および2022年7月に完全子会社化したY'sを統合した。昨今DX化に見られるように、急速に進むデジタルビジネスの進展とそれを支えるデジタル人材の需給ギャップは構造的な問題となっており、課題とされているデジタル人材不足に対するソリューションとして、機動的に対応できるように新たなセグメントとして区分した。派遣人員の採用及び教育を積極的に行うことで、質の高いデジタル人員を顧客に提供した。■通期予想を上方修正
2023年1月期通期の連結業績予想については、共同運営に移行する『UNI'S ON AIR』と買収するY'sの貢献を考慮して、6月30日に修正予想を発表しており、以下のとおり。売上高70億円(前期比46.0%増)
営業利益4億5000万円(同92.9%増)
経常利益4億4000万円(同99.9%増)
最終利益2億7000万円(同147.2%増)
会社情報
- 会社名
- 株式会社アピリッツ
- 設立
- 2000年7月
- 代表者
- 代表取締役社長 執行役員CEO 和田 順児
- 決算期
- 1月
- 直近業績
- 売上高84億2700万円、営業利益5億9900万円、経常利益5億9600万円、最終利益3億8600万円(2024年1月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4174