日本BS放送<9414>は、本日(10月7日)、2022年8月通期(21年9月~22年8月)の連結決算を発表し、売上高122億5000万円(前の期比2.0%増)、営業利益23億9400万円(同10.3%減)、経常利益23億9500万円(同12.6%減)、最終利益15億9900万円(同14.3%減)と増収・減益での着地となった。
・売上高:122億5000万円(同2.0%増)
・営業利益:23億9400万円(同10.3%減)
・経常利益:23億9500万円(同12.6%減)
・最終利益:15億9900万円(同14.3%減)
同社では、コンテンツ開発や既存番組の内容強化、配信ビジネスなど新規事業開発などコンテンツ拡充への投資を強化したことが響き、営業利益、経常利益、最終利益は減益になった、としている。
アニメ関連事業の状況は以下のとおり。アニメ製作委員会への出資に伴う配当収入は増えたという。
「ANIME+」枠では、製作委員会出資作品である『その着せ替え人形(ビスクドール)は恋をする』、『リコリス・リコイル』等、毎クール40タイトル以上のアニメ関連番組を放送している。「アニメプラス」枠では『境界戦機』、「キッズアニメ∞(むげんだい)」枠では、『スーパーウィングス ミッションチーム』等を放送した。
年末年始には、主催の『Animelo Summer Live 2021 powered by Anison Days』をテレビ独占放送する等、人気作品の特別編成を行った。加えて、エンターテインメント情報番組『アニゲー☆イレブン!』、アニメソング番組『Anison Days』など様々な切り口でアニメ関連番組を放送した。
また、「AnimeJapan2022」や「とちてれ☆アニメフェスタ!2022」等のアニメイベントへの出展や協賛等の幅広い展開も行った。
このほか、読み聞かせ番組『今日のえほん』は、グループ会社である理論社、国土社の児童書を映像化し放送しており、BS11+、BS11公式YouTubeチャンネルでの配信も行っている。
■2023年8月期の業績見通し
2023年8月期の業績は、売上高125億円(前期比2.0%増)、営業利益18億1000万円(同24.4%減)、経常利益18億1000万円(同24.4%減)、最終利益12億5500万円(同21.5%減)、EPS70.49円を見込む。引き続き番組や配信ビジネスなどコンテンツ強化に注力するため、コストが増える見通し。
・売上高:125億円(同2.0%増)
・営業利益:18億1000万円(同24.4%減)
・経常利益:18億1000万円(同24.4%減)
・最終利益:12億5500万円(同21.5%減)
・EPS:70.49円