ワコム、23年3月期の営業益を137億円から60億円に下方修正 一部ペンタブレットの新製品の投入延期、タブレットPCの需要減退

ワコム<6727>は、10月14日、2023年3月通期の連結業績予想の下方修正を行い、売上高1190億円(前回予想1330億円)、営業利益60億円(同137億円)、経常利益79億円(同150億円)、最終利益59億円(同112億円)、EPS37.24円(同70.54円)と大幅に下方修正を行った。

・売上高:1190億円(前回予想1330億円)
・営業利益:60億円(同137億円)
・経常利益:79億円(同150億円)
・最終利益:59億円(同112億円)
・EPS:37.24円(同70.54円)

従来予想からの修正率は、売上高10.5%減、営業利益56.2%減、経常利益47.3%減、最終利益47.3%減となっている。

・売上高:10.5%減
・営業利益:56.2%減
・経常利益:47.3%減
・最終利益:47.3%減

同社では、現行のペンタブレット製品、ディスプレイ製品ともに中低価格帯モデルの販売予測を見直したことに加え、一部製品の市場投入時期を延期したことから、売上高は110億円前回予想を下回る見通し。さらに製品ミックスの悪化及び為替相場がドル高傾向で推移していること等を反映し、セグメント利益は73億円前回予想を下回るとした。

また、テクノロジーソリューション事業においては、タブレット・ノート PC 市場の需要の減退を見込み、売上高は30億円、セグメント利益は4億円前回予想を下回る見通しとした。

株式会社ワコム
https://www.wacom.com/ja-jp

会社情報

会社名
株式会社ワコム
設立
1983年7月
代表者
代表取締役社長兼CEO 井出 信孝
決算期
3月
上場区分
東証プライム
証券コード
6727
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