カプコン、第2四半期(22年7~9月)のコンシューマゲーム売上高はYonY6%増の157億円 『モンハンライズ:サンブレイク』と旧作デジタル販売が貢献
カプコン<9697>の第2四半期(2022年7~9月)におけるコンシューマゲームの売上高は、前年同期比6.1%増の157億円だった。9月中間期の合計については大型タイトルの反動減で大幅なマイナスとなったが、第2四半期だけを見るとプラスだったことがわかる。
売上の内訳を見ると、パッケージソフトが同71.4%減の14億円と大きく減ったものの、高採算のデジタル販売が同44.4%増の143億円と大きく伸びた。新作大型拡張コンテンツとPCでの旧作の拡販を推進した結果、デジタル・リピート販売が伸びたという。
「『モンスターハンターライズ:サンブレイク』が順調に販売を伸ばしており、旧作のデジタル販売のグローバル化を推進した結果、当初想定以上に販売を伸ばしている」(取締役副社長執行役員 最高人事責任者 宮崎 智史氏)。
▲こちらは中間期の数字となる。
貢献タイトルは以下のとおり。
・『モンスターハンターライズ:サンブレイク』
・『モンスターハンターライズ』
・『デビル メイ クライ 5』
・『バイオハザード RE:2』
・『バイオハザード RE:3』
・『モンスターハンターワールド:
・アイスボーン』
・『ドラゴンズドグマ:ダークアリズン』
コンシューマゲームの四半期別の売上高の推移は以下のとおり。2018年3月期以前は四半期売上高50億円を下回ることが珍しくなかったが、いまやほぼ常時100億円を上回る状況にあること、大型タイトルのインパクトの大きさが改めて確認できる。
また、コンシューマゲームの会社は、新型コロナによる巣ごもり需要の恩恵が大きかったとされているが、同社の売上推移を見る限り、それ以前から伸びていたことも確認できるだろう。
会社情報
- 会社名
- 株式会社カプコン
- 設立
- 1983年6月
- 代表者
- 代表取締役会長 最高経営責任者(CEO) 辻本 憲三/代表取締役社長 最高執行責任者(COO) 辻本 春弘/代表取締役 副社長執行役員 兼 最高人事責任者(CHO) 宮崎 智史
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1524億1000万円、営業利益570億8100万円、経常利益594億2200万円、最終利益433億7400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9697