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KLab<3656>は、11月8日、2022年12月期の第3四半期累計(1~9月)の連結決算を発表し、決算説明資料を公開した。今回はその中から同社の新作パイプラインの状況を見てみたい。
進行中の新作ゲームのパイプラインは新規開発が前四半期の2本から4本に増加し、運営型カジュアルゲームが2本、支援モデルは1本となった。新規開発は、Electronic Artsとの共同開発タイトルとなるスポーツシミュレーションゲームと、Aiming<3911>が配信担当に変更となったPCおよびモバイル向けに開発中の「ダンまち」を題材としたタイトルの2本がこれまでに開示されていたものとなる。
そこに今回、僕のヒーローアカデミア製作委員会より、TVアニメ「僕のヒーローアカデミア」シリーズの中国大陸を除く全世界での新作オンラインゲーム化権を取得したタイトルと、大手ゲーム企業とともに開発中のゲーム系IPの新作タイトルの2本がこれまでのプロジェクト化見通しから進行中ステータスに加わった形となる。
また、運営型カジュアルゲームの2本も今回新たに開示されたものとなる。
一方、支援モデルについては、アニメ「天元突破グレンラガン」のタイトルと、東方Projectの国内向けタイトルがリリースされたことで、現在は「ジョジョの奇妙な冒険 黄金讃歌」を題材としたタイトルのみが進行中となっている。
ただし、こちらはプロジェクト化見通しが6本となっており、今後開発中に移行するタイトルが出てくることが予想される。
会社情報
- 会社名
- KLab株式会社
- 設立
- 2000年8月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 森田 英克/代表取締役副会長 五十嵐 洋介
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高107億1700万円、営業損益11億2700万円の赤字、経常損益7億6100万円の赤字、最終損益17億2800万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3656