オルトプラス、22年9月期決算は運営タイトル数の減少などで減収・赤字幅拡大に DMMオンクレの持分法による投資損失も計上

  • オルトプラス<3672>は、11月10日、2022年9月期の連結決算を発表、タイトル数の減少と運営中のタイトルのユーザー課金額の減少を受けて売上高が減少した。

    また、減収の影響に加え、新規開発にかかる人件費、外注費や業務委託費などの増加により、赤字幅が拡大した。

    なお、持分法適用会社DMMオンクレの債権評価の結果、持分法による投資損失7360万5000円を営業外費用に計上したほか、減損損失や投資有価証券評価損を特別損失として計上している。

    売上高60億400万円(前年同期72億9100万円)
    営業損益8億100万円の赤字(同5億5400万円の赤字)
    経常損益7億4000万円の赤字(同3億4800万円の赤字)
    最終損益7億8000万円の赤字(同3億8800万円の赤字)
    ※「収益認識会計基準」を適用しているため、前年同期との比較はなし。

    ゲーム事業は、新規タイトルのリリースや移管がなかった一方で2タイトルのサービスを終了したことから、2022年9月期末の同社の提供タイトル数は9タイトル(自社パブリッシングタイトル6、運営受託タイトル3)となった。一方で、スマホ画面共有型ゲーム配信プラットフォーム「Mirrativ」向けのライブゲーミングタイトルの開発や、DMM.comとの合弁事業によるオンラインクレーンゲームの開発などの新たな領域のゲーム開発を進め、ブロックチェーンの仕組みを利用した新たなコンセプトのサッカーゲームの開発も引き続き進めた。

    収益面では、タイトル数の減少と運営中のタイトルのユーザー課金額の減少を受けて売上高が減少し、それに伴いサーバー費やプラットフォーム手数料なども減少したが、その一方で新規開発にかかる人件費や外注費、業務委託費等が増加した。

    ゲーム支援事業は、子会社STANDに事業を集約し、事業体制の整備を進めた。国内ゲーム会社の底堅い人材ニーズを踏まえ売上が増加したが、案件獲得のための営業人員の採用や業界内での認知度を図るための各種イベントの開催などによる先行投資を実施したことにより、費用が増加した。

    ■2023年9月期見通しは非開示
    なお、2023年9月期の業績見通しは非開示。主な事業領域であるソーシャルゲーム業界を取り巻く環境の変化が大きく、グループの業績が短期間で大きく変動する可能性があり、将来的な業績予測を合理的に算出することが困難となっているため、としている。

株式会社オルトプラス
http://www.altplus.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社オルトプラス
設立
2010年5月
代表者
代表取締役CEO 石井 武
決算期
9月
直近業績
売上高43億8700万円、営業損益5億5600万円の赤字、経常損益5億2200万円の赤字、最終損益4億2000万円の赤字(2023年9月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3672
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