KRAFTON、第3四半期決算は売上高17%減の4338億ウォン、営業利益28%減の1403億ウォンと減収・営業減益

KRAFTONは11月10日、2022年第3四半期の暫定決算を開示し、売上高が前年同期比17%減の4338億ウォン、営業利益が同28%減の1403億ウォン、最終利益が同27%増の2264億ウォンだった。

PCとコンシューマー部門の売上は、無料化以降も堅調なトラフィックの推移と新規ユーザーの流入が続き、成長傾向を維持した、としている。PC部門は48%増の1311億ウォンと2019年以来、過去最高の四半期売上を達成した。新しく実装したDestonマップや製作所コンテンツ、マクラーレンなどスーパーカーとのコラボレーションが人気を博し、北米や欧州でトラフィックが増加するなど、グローバルユーザーを多方面から攻略した。コンシューマー部門も同133%増となるなど、今後の成長に対する期待感が高まっている。

モバイル部門は同26%減の2824億ウォンだった。BLACKPINKのインゲームコンサートや新マップのNUSAを公開したほか、ビルドの軽量化を通じた低スペック端末の新規ユーザーの確保、世界トップのサッカー選手やスーパーカーとのコラボレーションなどを展開し、ユーザーを継続的に囲い込んでいく予定。また中断されているPUBG MOBILE INDIAのサービス再開に向けて引き続き努力している一方、インドのゲーム市場への投資も行っており、市場の成長に寄与している。

また、IP拡大のために買収合併や新スタジオを立ち上げなどにも乗り出す予定。まず、アクションシューターゲーム「The Ascent」を開発したスウェーデンのスタジオ「Neon Giant」の買収を発表した。Neon Giantは、トリプルAタイトルの制作経験をもつ優秀な開発チームで構成したスタジオであり、現在、オープンワールドFPSジャンルのゲームを開発している。また、最近スカウトした、「涙を呑む鳥」の「Project Windless」を担当するグローバルな開発人材とともにカナダスタジオの設立を進め、新しい経験を提供できるゲームの開発に本格的に着手する計画。

 

  業績
(2022年第3四半期)
前四半期比
増減率(%)
前四半期比
増減率(%)
売上高 4,338 2% -17%
営業利益 1,403 -14% -28%
最終利益 2,264 17% 27%

▲表の説明: KRAFTONの連結財務諸表に基づく2022年第3四半期の営業(暫定)実績(単位: 億ウォン)

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