【ゲーム株概況(11/11)】豪のIT人材サービス事業会社を買収のギークスがS高 今期V字型業績回復見通しのCRIは大幅反発 バンダイナムコHDは3日続落に
11月11日の東京株式市場では、日経平均は3日ぶりの大幅反発となり、前日比817.47円高の2万8263.57円で取引を終えた。10月の米CPI(消費者物価指数)が市場予想を下回ったことで、利上げペースの鈍化を期待した買いが米国市場で広がり、国内市場にもその流れが波及した。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、ギークス<7060>が大幅反発し、ストップ高まで買われた。ギークスは、前日11月10日に第3四半期決算を発表するとともに、通期の業績予想の下方修正を発表しているが、その下方修正の一因ともなった豪州でIT人材サービス事業を手掛けるLaunch社の買収が株価の刺激材料となったようだ。
また、Aiming<3911>が年初来高値を更新し、サイバーエージェント<4751>やgumi<3903>、東映アニメ<4816>なども買われた。
好決算&自社株買いで前日買われたネクソン<3659>は続伸し、一時2600円台まで買われる場面があった。
周辺株では、前日10日に発表した2022年9月期の連結決算は大幅減益となったものの、今期はV字型の業績回復見通しを打ち出したCRI・ミドルウェア<3698>が3日ぶりに大幅反発した。
半面、2022年9月期決算が赤字幅拡大となったオルトプラス<3672>が年初来安値を更新し、バンク・オブ・イノベーション(BOI)<4393>や寿屋(コトブキヤ)<7809>なども売られた。
バンダイナムコHD<7832>は、第2四半期決算とともに通期業績予想の上方修正を発表したものの、市場の期待には届かなかったとの見方から3日続落となった。
会社情報
- 会社名
- 株式会社CRI・ミドルウェア
- 設立
- 2001年8月
- 代表者
- 代表取締役会長 鈴木 正彦/代表取締役社長 押見 正雄
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高28億4000万円、営業利益9700万円、経常利益1億3800万円、最終損益3億3900万円の赤字(2022年9月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3698
会社情報
- 会社名
- 株式会社バンダイナムコホールディングス
- 設立
- 2005年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 川口 勝
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆502億1000万円、営業利益906億8200万円、経常利益1041億6400万円、最終利益1014億9300万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7832
会社情報
- 会社名
- ギークス株式会社
- 設立
- 2007年8月
- 代表者
- 代表取締役CEO 曽根原 稔人
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高237億3900万円、営業利益9000万円、経常利益8200万円、最終損益14億7300万円の赤字(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7060