BOI、22年9月期決算は「恋庭」拡大で売上高14％増　「恋庭」と新作『メメントモリ』の広告宣伝費が増加して10億円の営業赤字を計上

バンク・オブ・イノベーション（BOI）<4393>は、11月14日、2022年9月期の連結決算を発表、ゲーム売上が減少したものの、「恋庭」の売上が増加したことで2ケタ超の増収を達成した。

一方、各利益項目は「恋庭」と10月18日にリリースした最新作『メメントモリ』の広告宣伝費が増加したことで赤字幅が拡大した。

売上高24億2800万円（前々期比14.1％増）
営業損益10億800万円の赤字（前々期8億700万円の赤字）
経常損益10億1500万円の赤字（同8億100万円の赤字）
最終損益8億3800万円の赤字（同5億4100万円の赤字）

ゲームにおいては経年による課金高の減少が続いた一方で、ゲーム恋活アプリ「恋庭」は2021年12月の大型アップデートを機に月間課金高・DAUなどの各種KPIが好調に推移した結果、グループ全体の売上高は比で増収となった。

しかし、新作アプリの開発費用および「恋庭」と『メメントモリ』のプロモーション費用が先行したことが主な要因となり、引き続き営業損失を計上した。

■2023年9月期通期の業績予想は非開示
2023年9月期通期の連結業績予想については、『メメントモリ』の初速が非常に好調であり、今後大きな業績変動が見込まれることや、機動的な投資判断を実施していく方針であることから、現時点で適正かつ合理的な業績予想の算定が困難であるため、非開示としている。