フリュー、9月中間決算は営業益34%減の15億円 クレーンゲーム景品で爆発的人気IPなく苦戦、為替の円安も重し ゲームとプリントシールは改善

フリュー<6238>は、本日(11月14日)、第2四半期累計(22年4月~22年9月)の連結決算を発表し、売上高179億8700万円(前年同期比17.7%増)、営業利益15億8400万円(同34.4%減)、経常利益15億7400万円(同28.9%減)、最終利益10億3600万円(同43.4%減)だった。

・売上高:179億8700万円(同17.7%増)
・営業利益:15億8400万円(同34.4%減)
・経常利益:15億7400万円(同28.9%減)
・最終利益:10億3600万円(同43.4%減)

キャラクタ・マーチャンダイジング事業が大幅な減益となったことが響いた。爆発的人気となるIPがなくスケールメリットが薄れたことに加え、円安の影響を受けた。同社では、商品の生産は主に中国で行っているが、ドル建て決済が多いという。プリントシール事業が黒字転換し、映画「ゆるキャン△」がヒットしたゲーム事業も大きく伸びた。

なお、セグメント別の経営成績は次のとおり。


(プリントシール事業)
売上高は38億7600万円(20.5%増)、営業利益は3億3100万円(前年同期は7800万円の営業損失)となった。

プリントシール事業では、まん延防止等重点措置が3月に全国で解除となり、プレイ回数は前年同期と比較すると回復傾向にあるものの、7月以降の新型コロナウイルス感染症第7波の影響もあり、依然として厳しい市場環境が続く中、プレイ回数の回復に向けて人気キャラクターや人気アーティストとコラボしたスペシャルモードをプリントシール機に搭載する等の販促施策を実施した。また、6月に新機種「ルートミー」を発売した。以上から、第2四半期累計のプレイ回数は1647万回(前第2四半期累計は1483万回)となった。


(コンテンツ・メディア事業)
売上高は42億5300万円(同4.9%増)、営業利益は16億0100万円(同5.0%減)となった。

プリントシール画像取得・閲覧サービス「ピクトリンク」の有料会員数は夏休みのプレイ数増加により、2022年9月末時点で145万人(2021年9月末時点は142万人)となった。

カラーコンタクトレンズの販売については、利益率向上のため他社商品の販売に掛かる広告費を削減し、「LuMia(ルミア)」「ramurie(ラムリエ)」等の自社ブランドの販売に注力した。また、8月に新商品「PURI ism(プリズム)」を発売した。

データ広告事業については、既存取引先の受注額増加に伴い売上が増加した。


(キャラクタ・マーチャンダイジング事業)
売上高は79億9100万円(同0.9%増)、営業利益は3億3100万円(同81.3%減)となった。商品の生産は主に中国で行っているが、ドル建てでの決済が多く円安の影響を受けた。

クレーンゲーム景品は、昨年度ほどの爆発的人気IPはなく、スケールメリットが小さくなり利益率は低下した。その一方でクレーンゲーム市場拡大と複数の人気IPの商品化により売上規模は維持している。

海外物販は、中国・アメリカを中心に受注が堅調に推移し売上を伸ばしている。高価格帯ホビーは、アイテム数の増加等により売上を伸ばしている。


(ゲーム事業)
売上高は18億6600万円(同21.3%増)、営業利益は1億6400万円(同121.5%増)となった。

家庭用ゲームソフト事業については、4月に他社IPの新作タイトル「バトルスピリッツ コネクテッドバトラーズ」、9月にオリジナルの新作タイトル「聖塔神記(せいとうじんき)トリニティトリガー」を発売した。

ゲームアプリ事業においては、同社が扱う女性向け恋愛シミュレーションゲームの市場が縮小傾向にあり、同社グループの売上も前年度を下回った。

アニメ事業は、映画「ゆるキャン△」が7月に公開され、興行収入は10億円を突破した。また、映画の公開に合わせて製作したパンフレットやグッズの販売も好調に推移しゲーム事業を牽引した。


■2023年3月期の業績見通し
2023年3月期の業績は、売上高366億円(前期比7.5%増)、営業利益22億4000万円(同39.6%減)、経常利益22億4000万円(同39.6%減)、最終利益15億5500万円(同38.9%減)、EPS0.00円を見込む。

・売上高:366億円(同7.5%増)
・営業利益:22億4000万円(同39.6%減)
・経常利益:22億4000万円(同39.6%減)
・最終利益:15億5500万円(同38.9%減)

計画に対する進捗率は、売上高49.1%、営業利益70.7%、経常利益70.3%、最終利益66.6%となっている。

・売上高:49.1%
・営業利益:70.7%
・経常利益:70.3%
・最終利益:66.6%

フリュー株式会社
http://www.furyu.jp/

会社情報

会社名
フリュー株式会社
設立
2007年4月
代表者
代表取締役社長 三嶋 隆
決算期
3月
直近業績
売上高340億5800万円、営業利益37億900万円、経常利益37億700万円、最終利益25億4400万円(2022年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
6238
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