ハピネット、第2四半期(4~9月)決算は2ケタ超の増収増益を達成 玩具事業やアミューズメント事業の好調続く 『スプラトゥーン3』のヒットも貢献

  • ハピネット<7552>は、11月14日、2023年3月期の第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表、玩具事業やアミューズメント事業が引き続き好調に推移したことや、ビデオゲーム事業でヒット商品があったことにより、2ケタ超の増収増益を達成した。

    売上高1403億7000万円(前年同期比12.1%増)
    営業利益32億7800万円(同26.1%増)
    経常利益34億9500万円(同26.5%増)
    最終利益22億5400万円(同32.0%増)

    各セグメントごとの状況は以下のとおり。

    ①玩具事業 売上高597億6000万円(前年同期比24.4%増)、セグメント利益21億5500万円(同40.6%増)
    BANDAI SPIRITSの「一番くじ」を始めとしたくじ関連商品が依然好調に推移していることや、トレーディングカードで「ポケモンカードゲーム」や「ONE PIECE カードゲーム」などのヒット商品があったことに加え、適正在庫の維持による在庫評価損失の減少により、売上高、利益面ともに前年同期を大幅に上回った。

    ②映像音楽事業 売上高332億9900万円(同2.6%減)、セグメント利益1億9000万円(同61.4%減)
    前年同期と比較して大きなヒット商品に恵まれなかったことに加え、滞留在庫の評価損失や当社出資映像作品の興行が低調に推移したことによる作品投資損失が発生し、売上高、利益面ともに前年同期を下回った。

    ③ビデオゲーム事業 売上高322億8300万円(同2.0%増)、セグメント利益5億8600万円(同30.8%増)
    ゲームハードは半導体不足などの影響が依然として続き、低調に推移しているものの、ソフトで『スプラトゥーン3』がヒットしたことや、利益率の高い独占流通作品の売上が拡大したことにより、売上高、利益面ともに前年同期を上回った。

    ④アミューズメント事業 売上高150億2700万円(同32.8%増) 、セグメント利益9億9400万円(同32.6%増)
    運営するカプセル玩具ショップ「ガシャココ」の出店や新規ロケーションの拡大に加え、「ONE PIECE」関連商品などが好調に推移し、売上高、利益面ともに前年同期を大幅に上回った。なお、「ガシャココ」は2022年9月末日時点で62店舗を出店している。

    ■通期業績予想は変更なし
    2023年3月期通期の連結業績予想については、従来予想から変更なく、以下のとおり。

    売上高2800億円(前期比0.9%減)
    営業利益53億円(同4.9%減)
    経常利益55億円(同6.0%減)
    最終利益33億円(同7.2%減)

株式会社ハピネット
https://www.happinet.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ハピネット
設立
1969年6月
代表者
代表取締役会長兼最高経営責任者 苗手 一彦/代表取締役社長兼最高執行責任者 榎本 誠一
決算期
3月
直近業績
売上高2824億4100万円、営業利益55億7500万円、経常利益58億5300万円、最終利益35億5400万円(2022年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7552
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