ソニーG、研究開発組織「Sony Research」設立 センシング・AI・デジタル仮想空間を重要領域とし大規模AIモデルの開発にも着手


ソニーグループ<6758>は、この日(12月6日)、グループ横断の技術交換会である「Sony Technology Exchange Fair2022」の開幕にあわせ、研究開発方針説明会を開催し、中核を担う重要な技術領域を「センシング」「AI」「デジタル仮想空間」と定義し、その技術の連携により、ソニーをAIおよびデータドリブンカンパニーとして変革していくことを明らかにした。

 

研究開発強化の一環として体制整備も行う。まず、2020年に設立したソニーAIを母体とし、革新的な研究を実施するとともに、大規模AIモデルの開発を主導する研究開発組織として「Sony Research」を新たに設立する。Technology Infrastructure Centerや研究営業部門なども新たに設置するとのこと。

 
<研究開発体制の強化>
技術領域に注力するため、研究開発体制を強化する。2020年に設立したソニーAIを母体とし、革新的な研究を実施するとともに、大規模AIモデルの開発を主導する研究開発組織としてSony Researchを設立する。

また、ソニーグループ全体の基盤技術の研究開発等を行い、迅速に各事業部門と連携して技術展開等を行うTechnology Infrastructure Centerを設立する。

これに加え、既存の事業では活用しにくい研究開発の成果やさまざまなアイデアを、ソニーグループ内外と連携し社会実装・事業化することを目指す研究営業部門を設ける。

また、ソニーのR&Dセンターの中で、各事業会社に特化した研究開発のテーマや、各事業会社が今後戦略的に強化したい領域の研究テーマを各事業会社へと移管し、その研究開発を加速させる。


<フィジカルの世界をとらえる>
現実空間で起きていることをとらえ、データ活用や新たなエンタテインメント、サステナビリティに貢献する技術。
・VTuber等で手や指の滑らかな動きを実現する「深度情報を活用したソフトウェア開発キット『ToF AR』」
・撮影・配信技術で新たなエンタテインメントを実現する「自動撮影システム、カメラロボット、Virtual Recording System」
・災害や環境破壊を防ぎ、美しい地球を守る「ソニーの地球みまもりプラットフォーム」
・データを活用してアーティストを支援する「GROOVEFORCEとArtist Portal」
・情動分析によりオーディエンスが求めるコンテンツ制作を支援する「映画コンテンツ評価システム VX -Viewing eXperience」


<デジタルプロセッシング>
現実空間やバーチャル空間から得られる大量のデータを学習、コンピューター処理することで、リアルとバーチャルを繋ぐAIやシミュレーションに関する技術。
・デジタル空間でリアルな体験を再現する「サージカルシミュレーター」
・現実世界を美しく再現する「Maprayデジタルツインプラットフォーム」
・AIで映像や音楽に命を吹き込む「ソニーの深層生成モデル」
Gran Turismo Sophy- AIにおけるブレイクスルー AIによる新しいゲームとエンタテインメント体験の実現に向けて


<フィジカルに還元する>
データを活用し、現実空間とバーチャル空間の両方でリアリティのある体験を再現可能にする、映像や音響、インタラクションに関する技術。
・PlayStationVR2の圧倒的没入感を支える「3Dセンシング技術」および「新しい描画技術」
・臨場感のあるスポーツ観戦体験を実現する「プレーを可視化するホークアイの技術とソニーの空間再現ディスプレイ」
・嗅覚にアプローチした新たな価値を創出す「嗅素を手軽に制御するTensor Valveテクノロジー」
・遠隔空間を目の前にリアルに再現する「3次元高画質化と低遅延伝送技術」

この他、トリポーラスや大学・企業連携に関する展示も公開した。

ソニーグループ株式会社
https://www.sony.com/ja/

会社情報

会社名
ソニーグループ株式会社
設立
1946年5月
代表者
代表執行役会長兼社長CEO 吉田 憲一郎/代表執行役副社長兼CFO 十時 裕樹
決算期
3月
上場区分
東証プライム
証券コード
6758
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