【連載企画:DONUTS GAMES 研究所14】ひときわ目立つデザイナーたちがつくる徹底的に目立たないUIの話

研究員さん

【DONUTS GAMES研究所レポート】  

新作をお持ちしました
なんかレンタルビデオみたいな言い方ッポね
(今時の若者にレンタルビデオが  

通じるのだろうか……MDですら通じないのではないか?)
(MDとはミニディスクの略称で  

────いや、今はそんなことを考えている場合ではない)
拝見させてもらおう

ええ



(ナビッポは言っていた)
(僕の調査結果……レポートが  

時間を旅するための【鍵】なのだと)



今回は、UIをはじめとするデザイン領域で活躍中の

デザイナー2名をクローズアップ。

2022年最後のレポートを見逃すな!

(真相を明かしてもらいますよ、研究員さん────!)

【デザイン】の領域ならなんでも作ります 



なか

モンスターを ハントするゲームでは ゆみつかい。
ねこがだいすきで おなかにかおを うずめがち。

やま

さんぽちゅう ごうかないえを みつけると
スマホのマップに ピンをさして ニコニコしている。

エージェントM

いちみとうがらしは 3しゅるい じょうび。
たべるものや きぶんによって えらんでいる。







現在の業務内容を教えてください。

エージェントM

やま

現在は新規タイトルのアートディレクターと、UIのリードデザイナーを兼任しています。

なか

私は『ユアマジェスティ』のUIリードデザイナーと、ポスターや印刷物などプロモーション関連も担当しています。

なかさん、ポスターのような紙の制作物の知識は前からお持ちでしたか?

エージェントM

なか

いえ、過去にはCDジャケットぐらいしかやったことなかったです。本格的に制作したのは『ユアマジェスティ』がはじめてですね。
現在メインで担当されているUIは、デザイナーになったときから専任だったのでしょうか?

エージェントM

なか

最初に入ったのが3DCGの会社だったので元々は3DCGデザイナーでしたが、ゲームのアプリを作ってみようという話があって「テストとして何でもいいから作ってみて」という指示があり、UIを担当させてもらいました。

なか

その時に「UIの方が向いているかもしれない」と思い、転職してUIデザイナーとして働き始めました。
UIを制作する上で気を付けていることを教えてください。

エージェントM

やま

コンテンツが主役なので、主役を惹き立てることを意識して作っています。
なるほど〜。
でも、決して地味な仕上がりではないですよね。何か秘訣があるのでしょうか?

エージェントM

やま

経験ですかね……?
自分が過去にデザインしたものを見た時に「ダサいなぁ」と思うことは多々あります(笑)

やま

制作物を配置した時にちょっと小さかったり位置がしっくりきていなかったりすると一気にダサく感じる、というのは結構ありますね。

なか

たしかに!
フォントを変えるだけですごく良くなるっていうパターンもありますよね。
なかさんはいかがですか?

エージェントM

なか

他社の新作はこまめにチェックし、研究するようにしています。
トレンドが結構変わるので色々と参考にしつつ、担当しているタイトルの世界観にマッチするようにブラッシュアップを繰り返しています。

なか

自分がいちユーザーとしてアプリゲームをプレイすると「この配置だと使いにくい」とか「この配色は見づらい」とか気づきも多いので、やはり様々な作品に触れるのは大事なことだと思います。
ご自身の中で「良くできた」と思ったデザインはありますか?

エージェントM

やま

自分が作ったゲームを、ゲーム配信者さんが取り上げてくれた時は嬉しかったですね。
なかさんも是非教えてください!

エージェントM

なか

今年の出来事ですが、突然東京ゲームショウへの出展が決まり『ユアマジェスティ』のチラシを頒布することになったんです。
大急ぎで作ったのですが、想定以上に多くのお客様の手にとっていただけたようで予定の倍印刷した、と報告をもらった時はとても嬉しかったです。

なか

売上に直接関係するわけではないのですが、楽しんで制作したものに反応をいただけるのはやっぱりモチベーションが上がります。

やま

UI以外の業務も結構ありますよね。
UIの領域を越えて色々やれるのはDONUTS GAMESの特徴でしょうか?

エージェントM

なか

そうですね。生放送で使用するための画像作成とか、他社だと他の部署の領域かな?と思うような業務も依頼があったりします。
リアルイベントで背景に使用する画像をゲーム開発側が作ったり、公式サイトのチェックや修正など、幅広くやらせてもらえる機会がありますね。

やま

広い括りで【デザイン】の領域ですね(笑)

「良いUI」は印象に残らない!?

UIはゲームの世界観・視認性・仕様など考えることはたくさんあると思うのですが、どういった優先順位でデザインをされていますか?

エージェントM

やま

自分は新規のゲームばかり作ってきたので、最初は世界観が固まっていないことが多いです。

やま

まずはadobeのXDというツールでモックを作り、実際にチームメンバーに触ってもらって使いやすいデザインを目指します。
世界観に沿った飾りつけは最後の作業ですね。

やま

ちなみに、XDは本来WEBやアプリ用のツールなのでゲームで使用するのは珍しいかもしれないですが、すぐ覚えられるのでおすすめです。
チームやセクション間で共有出来て一緒に編集も出来るし、スマホですぐにチェックすることも可能です。

やま

現在製作中の新規ゲームではXDでキャラクターデザインの一覧を見られるページを制作して、メンバーに共有出来るようにしています。

【良いUI】とはどんなUIだと思いますか?

エージェントM

やま

コンテンツを支える……縁の下の力持ち的な……(笑)

なか

やまさんの仰る通りある意味印象に残らない方がいいのかな、と思います。
キャラクターや背景を差し置いてUIがいいとか悪いとか、何も感じない方がゲームに没頭してもらえている気がしますね。

デザイナーもチャレンジできる環境です

DONUTS GAMESを選んだ理由と決め手を教えていただけますか?

エージェントM

やま

DONUTSの公式サイトから直接応募しました。「ゲーム会社 求人」って検索して……(笑)
オリジナルのタイトルを作っているところを探していたので、それが決め手ですね。

なか

フリーランス時代にDONUTS GAMESを受けたのですが、すごい速さで選考が進みました。
他社も受けていたので結果を待っていたんですが、最終面接であんどう(ゲーム事業部部長・安藤武博)の熱意に感銘を受けてDONUTS GAMESに決めました。
DONUTS GAMESの良いところを教えていただけますか?

エージェントM

なか

いろんなことをやらせてもらえるのはやっぱりいいですね。
オンライン・オフライン問わず大きなイベントに関わりたいとか、グッズを作りたいとか、幅広く携わっていきたい方にはぴったりだと思います。

なか

近いうちにまたイベント出展の予定があるので、そこで出したいグッズをメンバーで案出ししているところです。

やま

ベンチャーやスタートアップみたいな雰囲気なので、いい意味でラフに仕事ができる点ですね。専任じゃなく希望すればなんでもチャレンジ出来るし、まわりがそれをサポートしてくれる雰囲気があって挑戦してみようという気持ちになります。
新規ゲーム開発の楽しさはどんなところでしょうか?

エージェントM

なか

最初から自分で触っていて構造が分かっているので、早めにデータを整理して自由に改修できるのがいいですね。

やま

チーム全体でゼロから方向性を決められるのがかなりやりがいを感じます。
UIも文字通り自由なので、新しい手法やテイストなどこれまでになかったものを取り入れられるしデザイナー冥利に尽きると思います。

新規開発はパワーがいると思いますが、新規開発の方がお好きですか?

エージェントM

やま

新規、楽しいんですよね……例えるなら学祭の準備でしょうか。ずっとわくわくしながら仕事できます。

なか

陽キャみたいな発言ですね!(笑)

やま

それ、よく言われます(笑)


UI以外にも幅広く担当できるのは  

DONUTS GAMESの強みだね
ええ、縁の下の力持ち的なUIを作成する業務も  

やりがいがあって楽しそうですね!

ポ、ポポポポポポ! ピィ! ピギィー!!!

えっ、なに!? こわい!
タイムリープシステム、充電完了
ついにきたか……  

これでまた【戻れる】……!
!?
文字数その他諸般の都合で  

また説明する時間はないようだ
すまない、Mくん
…………
【次に出会う僕】には、ちゃんと説明してあげてください
ああ、必ず!
……じゃあな、エージェントM
フッ、はじめてまともに名前を呼んでくれたな








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第2シーズン 終

 

 
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過去のレポートも以下にまとめたのでぜひ読んでくれたまえ