【連載企画:DONUTS GAMES 研究所16】『単車の虎』、最長老ソーシャルゲームのいぶし銀運営術

────ということで私、【DONUTS GAMES研究所の研究員】と【ナビッポ】は同じ時間を何度も繰り返しているんだ

タイムトラベラーッテコトダナ
なるほど〜。  

それでまた、何も知らない僕のいるこの時間軸に戻ってきた、と
セヤナ
今までの調査結果のリンクを貼っておこう。  

是非読んでみてくれたまえ

【DONUTS GAMES研究所レポート】一覧はこちら

研究員さん、それ誰に言ってます?



ソンナコトヨリ、調査結果レポートヲ早クチェックシタ方ガイイ
! そうだな。早速読ませてもらおう



────2023年、第3シーズンを迎えた本連載。

今回はDONUTS GAMESが誇る老舗ゲームで手腕を振るう

企画職の2人が調査対象だ!

全速力で走り続けるヤンキーゲームの秘密



ふじ

ゆうきゅうは ぜったい つりに いく。
いっかげつ つりに いけないと ストレスを
かんじるので ていきてきに いきたい。

なお

キャラゲーを あいし おしの ためなら
ガチャを えいえんに まわしつづける。
ゆめの てんじょうに とどくまで。

エージェントM

ぐたいてきな しょうひんめいは さけるが
きのこより たけのこを しじしている。







おふたりが『暴走列伝 単車の虎(以下単車の虎)』に配属になった当時の、ゲームに対する印象を教えていただけますか?

エージェントM

ふじ

もう11年続いているプロジェクトで、他社もこういったジャンルでゲームを出していますが、そんな中でトップを走り続けているのは凄いなと思いました。

なお

僕は新卒入社してはじめて担当したのが『単車の虎』でした。
毎日必死すぎて当時の記憶はあまり残っていないですね(笑)

ふじ

なおくんは苦労したと思います。
まず「ヤンキーとは?」というところから入ったんじゃないでしょうか。

なお

はい。テイストを覚えるために漫画を見たり、自分で色々調べたり……。
どんな施策でも自分が納得するまではしつこいくらい諸先輩方に確認にいきました。デザイナーさんには特に迷惑をかけたかもしれません(笑)

なお

時には失敗することもあったので、同じ過ちを繰り返さないことを意識して、自分の中で徐々に『単車の虎』を納得いく形にもっていけるようになったと思っています。

『単車の虎』の面白さはどこにあると思いますか?

エージェントM

ふじ

ユーザー間でのコミュニケーションが根付いていることです。

なお

『単車の虎』の中でユーザー同士が交流したり、自分のアバターファッションやバイクのデザインを発信したり、コミュニケーションが活発です。 TwitterのようなSNSの中にゲームがあるイメージですね。

ふじ

毎月3回イベントを実施しているのですが、1回のイベントで服アバター・バイクアバターを約200パーツ制作しています。

ふじ

これが11年続いていて、バイクのパーツや自分のファッションを10,000パーツ、1,000兆通りの組み合わせで遊べるゲームはそうそうないですよね。 アバターがコミュニケーションにもバトルパートにも繋がって、長く遊んでいただけているのだと思います。

アバターパーツは10,000てん

ユーザーのみなさまに喜んでもらうために大切にしていることはなんですか?
また、アイディアはどのように考えていますか?

エージェントM

ふじ

他のゲームを運営していた過去と違うのは、「時勢」を意識することでしょうか。

ふじ

例えば日本中が盛り上がるスポーツだったり、流行りのアニメだったり……。
TikTok、NetflixなどSNSやサブスクを見て色々と情報収集をしています。

なお

僕も広告がたくさん出ている旬なアニメ・ゲームなどをチェックしています。
個人的に好きなアプリゲームの仕様を『単車の虎』に持って来れないかな、とかファッション誌を見てこのアバターを作れないかな、とか常にアンテナを張っていますね。

なお

アバターに関しては『単車の虎』のゲーム内にも流行があって、見ているだけでも楽しいです。
普段はこんな格好ができないからゲームでははっちゃけたい、という気持ちを汲み取ってありとあらゆるジャンルのアバターを作成しています。

【1人1イベント担当制】がプランナーの成長へ

IPではないオリジナルのゲームを長年運用していて、変えることと変えないことのバランスはどのように考えていらっしゃいますか?

エージェントM

ふじ

変更がユーザーのみなさまにとって「不利益になってしまわないか」を第一に考えています。 その点を除けば結構変えていると思いますよ。

ふじ

逆にガチガチにルールを決めてしまっていたら、もっと早い段階でサービス終了していたかもしれませんね。

なお

僕は大掛かりな変更をしたくないと思っています。
利用しているSNSのUIや仕様変更に苦言を呈したくなるタイプなので……(笑)

なお

変えるとしたら慎重に少しずつ対応していくべきかなと思います。
そんなおふたりが話し合って進めておられるので、うまくバランスが醸成されているんですね。

エージェントM

なにかをかえるときはしんちょうに。

スケジュールの管理方法やプランナーの体制など、長く安定して運営を続ける工夫はありますか?

エージェントM

ふじ

『単車の虎』はバトルの効果・UIなどイベントに関わるあらゆるものを一括して1人のプランナーが担当しています。
ひと月に3回イベントが行われるので、それぞれに異なる担当プランナーが存在します。

ふじ

専業制ではないので、プランナーの様々なスキルが全体的に上がっていくイメージです。

なお

全員がスケジュールやユーザ―動向を把握し、意識している状況ですね。
入社したばかりのデザイナーも管理画面を見て「次は何を作ろう」と考えてくれています。

ふじ

同じフロアに制作メンバー全員が揃っていて、ここで安定して結果を残せているというのはモチベーションに繋がると思うし、誇らしいですよね。

ふじ

リリースを間近に控えたイベントの「ここを変えたらもっと良くなるかも」みたいな案にもすぐに対応できるのは強みです。

なお

『単車の虎』チームは、最初に配属になった時は木の枝を1本持たされてライオンのいる檻に入れられるようなイメージなんです(笑)

なお

ただ、そのおかげで成長率は高いと思います。
ひとりひとりの「自分が支えるぞ」という意識が強いので、一体感が生まれてここまで続いているのかもしれないですね。
プランナーはいきなり担当に抜擢されるのでしょうか?

エージェントM

なお

はい。先輩の補佐から始まりましたが、入社して数か月でひとり立ちしました。
最初は困惑しますが慣れてくるとそれが当たり前だと感じるようになるので、成長スピードはかなり早い方だと思います。

新しい担当に、最初にイベントを任せる時は緊張しますか?

エージェントM

ふじ

失敗はみんなするものだと思っています。許容しますし、フォローありきです。
みんながみんなをフォローする環境は整っていますね。

なお

報告・連絡・相談は必ずして欲しいとお願いしています。
逆に、その点さえ守ってもらえたらあとは自由にやってもらって大丈夫です。

なお

報告があれば改善もできるので、もし何かあったとしても次回から気をつけてもらえたらいいかなと思います。

ふじ

なおくんの言う通り、困ったらすぐ相談してほしいですね。
最初は何を相談すればいいかわからないかもしれないけど、それでいいんです。1人で抱え込まないことが大事なので。

『単車の虎』はディレクターへの最速ルート!?

あらためて、おふたりの担当されている業務内容を教えてください。

エージェントM

ふじ

『単車の虎』のプロデューサーとしてプロモーション、コラボ企画などをみています。

ふじ

ただ、ゲームの定常機能も見ていますしプランナーとしてイベント施策も担当していますよ。生涯現役です!

なお

僕はディレクター兼運営プランナーです。

なお

管理者にシフトしつつあり、体制の立て直し・担当割り振り・各セクションへの橋渡しの他、コラボの手伝いなども行っています。 イベントももちろん担当していますね。

おふたりが担当している業務に必要なスキルや能力、志向性を教えていただけますか?

エージェントM

ふじ

プランナーに関しては、「時勢を見ること」に意識を持っている方が活躍しやすいかもしれません。世の中の流れや話題になっているものにアンテナを張っている方ですね。
『単車の虎』はそういった面を他のゲームより反映しやすいかと思います。

なお

自分の意思を強く持ち、臨機応変に他のメンバーの考えを受け入れることができる人が向いていると思います。
やはり数字分析に強い方がいいのでしょうか?

エージェントM

ふじ

いえ、それがすべてではありません。基本的なKPI(数値指標)を理解していれば全く問題ないです。
ディレクターに必要なスキルも教えてください。

エージェントM

ふじ

最終的にはコミュニケーション能力でしょうか。目標に向けて、周囲に意図がきちんと伝わるように調整していく力が必要ですね。

なお

自分の意思と現場の意見を取り入れて最終的に折り合いをつけられる方が適任だと思いますね。

ふじ

ディレクターを志す人にとってDONUTS GAMESは良い環境だと思います。
もちろん専門知識は必要ですが、全体の流れを把握し管理するプランナー業務はディレクターへ繋がる階段になっています。

おふたりがDONUTS GAMESを選んだ決め手を教えていただけますか?

エージェントM

ふじ

ゲーム以外にもジョブカン、ミクチャなど色々な事業があって面白そうだと思ったのが決め手ですね。

なお

僕は新卒で入社したのですが、『Tokyo 7th シスターズ』が好きでゲームをやっていたのでずっとDONUTS GAMESを受けようと決めていました。

なお

ふじさんと同じくゲーム以外にもさまざまな事業をやっているのが他のゲーム会社と違って面白いと感じたし、自社でIPを持っていて社内でゼロから作っているのは強みだと思いましたね。
『単車の虎』チームはどんな雰囲気ですか?

エージェントM

なお

人間関係はとにかく良好!これは自信を持って言えます。
雰囲気がいいので、実際僕は入社してから一度も「会社にいきたくない」と思ったことはないですね。

ふじ

みんなが自分の意見を出すだけにとどまらず、それがゲーム内にちゃんと反映されている点が良いと思います。
意見の出し甲斐があるというか、職種問わず提案してみようという気持ちになりますよね。
DONUTS GAMESの最長老ながら現在も好調な『単車の虎』。
運営継続の秘訣は風通しの良い制作チームにあるのかもしれませんね!

エージェントM


プロデューサー・ディレクター業をこなしながら  

いちプランナーとしてイベントも担当する……
生涯現役、って響きがかっこいいね
アバターニ1,000兆通リノ組ミ合ワセガアルッテ凄スギダロ。  

ワガハイナラ1時間ゴトニ着替エチャウネ
『単車の虎』の爆走はまだまだ止まらないでしょうね
カッコイイ〜

(……あれ?)

『単車ノ虎』サン、是非ワガハイヲイメージキャラクターニ!
ハトはちょっと違うんじゃない?
ソッカ〜

(ナビッポってこんなんだったっけ……?)

 

 
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ん? 他の調査結果も気になる?

過去のレポートも以下にまとめたのでぜひ読んでくれたまえ