サイバーエージェント、第1四半期決算は営業損失12億円と赤字転落 FIFAワールドカップ配信の費用増で ゲームとネット広告も減益
サイバーエージェント<4751>は、本日(1月25日)、2023年9月期 第1四半期(22年10月~22年12月)の連結決算を発表し、売上高1675億7700万円(前年同期比2.1%減)、営業損失12億5500万円(前年同期は198億0400万円の利益)、経常損失9億3900万円(同198億3600万円の利益)、最終損失50億0200万円(同60億9100万円の利益)だった。
・売上高:1675億7700万円(同2.1%減)
・営業損失:12億5500万円(同198億0400万円の利益)
・経常損失:9億3900万円(同198億3600万円の利益)
・最終損失:50億0200万円(同60億9100万円の利益)
※初出時、最終損失について500億2000万円と誤記しておりました。お詫びして訂正いたします。
減収・赤字転落となったが、これは主にメディア事業において、FIFAワールドカップへの配信に伴う費用負担が増えたことによる。ゲームとネット広告の減益も響いた。業績推移のグラフは以下のとおり。
①メディア事業
新しい未来のテレビ「ABEMA」と周辺事業が増収を牽引し、売上高は334億8500万円(同34.0%増)、「FIFA ワールドカップ」の配信等により、営業損益は93億5600万円の損失計上(前年同期間38億4000万円の損失計上)となった。
②インターネット広告事業
景気の影響を一部受けつつも、好調に推移し、売上高は956億3900万円(同8.9%増)、営業損益は50億0100万円の利益計上(同13.0%減)となった。
③ゲーム事業
主力タイトル周年記念前の端境期等により、売上高は409億1600万円(同29.9%減)、営業損益は52億1200万円の利益計上(同69.6%減)となった。
④投資育成事業
投資育成事業にはコーポレートベンチャーキャピタル、サイバーエージェント・キャピタルにおけるファンド運営等が属しており、売上高は1億3900万円(同94.3%減)、営業損益は2億8600万円の損失計上(前年同期間19億6900万円の利益計上)となった。
⑤その他事業
その他事業には、マクアケ、リアルゲイト、ゼルビア等が属しており、売上高は60億7600万円(同4.3%減)、営業損益は1億3000万円の損失計上(前年同期間1億5200万円の利益計上)となった。
■2023年9月期の業績見通し
2023年9月期の業績は、売上高7200億(前年同期比1.3%増)、営業利益400億円~500億円(同42.1%減~同27.7%減)、経常利益400億円~500億円(同42.4%減~同28.0%減)、最終利益150億円~200億円(同38.1%減~同17.4%減)を見込む。
・売上高:7200億円(同1.3%増)
・営業利益:400億円~500億円(同42.1%減~同27.7%減)
・経常利益:400億円~500億円(同42.4%減~同28.0%減)
・最終利益:150億円~200億円(同38.1%減~同17.4%減)
・EPS:29.64円~39.53円
会社情報
- 会社名
- 株式会社サイバーエージェント
- 設立
- 1998年3月
- 代表者
- 代表取締役 藤田 晋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4751