東映アニメーション<4816>は、昨日(1月30日)、2023年3月期 第3四半期累計(2022年4~12月)の決算で、劇場アニメの売上高が前年同期比で18.8倍(1778%増)の59億1900万円と急拡大したことを明らかにした。映画「THE FIRST SLAM DUNK」と、「ONE PIECE FILM RED」が記録的ヒットを達成したことが主な要因だ。
映画の国内での大ヒットは、海外向けの映画上映権や映像配信権の販売拡大にもつながっている。「海外映像」の売上は、同70.3%増の171億8000万円と大きく伸びた。映画「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」、映画「ONE PIECE FILM RED」、映画「THE FIRST SLAM DUNK」が好調だったという。
また、IP別の売上を見ると、国内版権では「ONE PIECE(ワンピース)」が同78.6%増の48億8500万円となり、「DRAGONBALL(ドラゴンボール)」の44億6700万円を抜いて首位に立った。
海外映像については、「ONE PIECE(ワンピース)」が同51.3%増の52億円、「DRAGONBALL(ドラゴンボール)」が同131.0%増の43億7600万円とそれぞれ大きく伸びた。また、ここ数年、ランキングに入ってなかった「SLAM DUNK(スラムダンク)」が9億8400万円で3位に入ったことも注目される。
会社情報
- 会社名
- 東映アニメーション株式会社
- 設立
- 1948年1月
- 代表者
- 代表取締役会長 森下 孝三/代表取締役社長 高木 勝裕
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高671億1700万円、営業利益177億7200万円、経常利益203億円、最終利益145億9300万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4816