【株式】東映アニメが大幅反落 決算期待への上昇から利食い売り 最高業績も予想据え置きでの失望感も

1月31日の東京株式市場では、東映アニメーション<4816>株価が反落。前日まで第3四半期の決算発表に対する期待から上昇基調にあっただけに、利食い売りに押されている。第3四半期の通期計画に対する利益進捗率は90%を超えたものの、上方修正を行わなかったこともあって、失望感も出ているようだ。ただ、下値では押し目買いが入っている。

 

■過去最高となった第3四半期決算

2023年3月期 第3四半期累計(22年4月~22年12月)の連結決算は、売上高650億6400万円(前年同期比53.0%増)、営業利益218億0500万円(同52.1%増)、経常利益227億9600万円(同57.4%増)、最終利益165億0200万円(同64.2%増)だった。

・売上高:650億6400万円(同53.0%増)
・営業利益:218億0500万円(同52.1%増)
・経常利益:227億9600万円(同57.4%増)
・最終利益:165億0200万円(同64.2%増)

6月公開の映画「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」、8月公開の映画「ONE PIECE FILM RED」、12月公開の映画「THE FIRST SLAM DUNK」の大ヒットもあり、第3四半期として過去最高の業績を記録した。

 

■2023年3月期の業績見通し

2023年3月期の業績は、売上高760億円(前期比33.3%増)、営業利益235億円(同29.8%増)、経常利益250億円(同32.8%増)、最終利益180億円(同40.4%増)、EPS440.15円を見込む。

・売上高:760億円(同33.3%増)
・営業利益:235億円(同29.8%増)
・経常利益:250億円(同32.8%増)
・最終利益:180億円(同40.4%増)
・EPS:440.15円

計画に対する進捗率は、売上高85.6%、営業利益92.8%、経常利益91.2%、最終利益91.7%となっている。

・売上高:85.6%
・営業利益:92.8%
・経常利益:91.2%
・最終利益:91.7%

東映アニメーション株式会社
http://corp.toei-anim.co.jp/

会社情報

会社名
東映アニメーション株式会社
設立
1948年1月
代表者
代表取締役会長 森下 孝三/代表取締役社長 高木 勝裕
決算期
3月
直近業績
売上高671億1700万円、営業利益177億7200万円、経常利益203億円、最終利益145億9300万円(2024年3月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
4816
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