東映アニメーション<4816>は、昨日1月30日、第3四半期(2022年10-12月)における海外版権売上高を開示し、『デジモン』シリーズが前年同期比101.8%増の8億0100万円に拡大したことを明らかにした。同社によると、北米向け商品化権のほか、中国で配信されているアプリゲーム化権の販売が好調だった、としている。どうしても主力の『ドラゴンボール』や『ワンピース』の陰に隠れてしまいがちだが、『デジモン』シリーズも存在感を示している。
第1四半期(22年4~6月)から第3四半期末までの累計売上高をみると、同79.3%増の19億5900万円となり、「スラムダンク」を抜いて「ドラゴンボール」と「ワンピース」に続く3位に順位を上げた。
なお、『スラムダンク』については、同43.3%減の2億円にとどまった。ディー・エヌ・エー(DeNA)が配信している『スラムダンク』のスマートフォンゲームが収益のメインとみられるが、東アジア圏で高い人気を集めている「スラムダンク」の映画「THE FIRST SLAM DUNK」の効果が今後波及してくる可能性がある。
会社情報
- 会社名
- 東映アニメーション株式会社
- 設立
- 1948年1月
- 代表者
- 代表取締役会長 森下 孝三/代表取締役社長 高木 勝裕
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高874億5700万円、営業利益286億6900万円、経常利益297億9100万円、最終利益209億円(2023年3月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4816