ハピネット、第3四半期(4~12月)決算は売上高9%増、営業益12%増に トレカなどコンビニ向け商品が好調 「ガシャココ」出店のカプセル玩具も貢献

  • ハピネット<7552>は、2月8日、2023年3月期の第3四半期累計(4~12月)の連結決算を発表、玩具事業、ビデオゲーム事業、アミューズメント事業が引き続き好調に推移したことで増収増益を達成した。

    売上高2423億8400万円(前年同期比9.9%増)
    営業利益59億7300万円(同12.8%増)
    経常利益62億1500万円(同12.6%増)
    最終利益36億8700万円(同4.4%増)

    各セグメントごとの状況は以下のとおり。

    ①玩具事業 売上高1003億5200万円(前年同期比19.8%増)、セグメント利益39億9300万円(同24.9%増)
    BANDAI SPIRITSの「一番くじ」や「ポケモンカードゲーム」「ONE PIECE カードゲーム」を始めとしたトレーディングカードなど、コンビニエンスストア向け商品が依然好調に推移したことにより、売上高は前年同期を上回った。利益面についても、最大の商戦期であるクリスマス商戦において適正在庫の維持に努め、在庫の評価損失が減少したことにより、前年同期を上回った。

    ②映像音楽事業 売上高495億4700万円(同4.6%減)、セグメント利益1億2400万円(同79.1%減)
    前年同期と比較して大きなヒット商品に恵まれず、特に映像パッケージの販売が苦戦し、売上高は前年同期を下回った。利益面についても、滞留在庫の評価損失や当社出資映像作品の作品投資損失が発生したことにより、前年同期を大幅に下回った。

    ③ビデオゲーム事業 売上高690億8300万円(同2.3%増)、セグメント利益14億3300万円(同4.1%増)
    半導体不足などの影響があったゲームハードの供給が回復傾向にあることに加え、『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』などのヒット商品もあったことにより、売上高、利益面ともに前年同期を上回った。

    ④アミューズメント事業 売上高234億円(同35.5%増) 、セグメント利益16億100万円(同49.0%増)
    カプセル玩具市場が依然好調に推移していることに加え、同社が運営するカプセル玩具ショップ「ガシャココ」の出店や新規ロケーションを拡大したことにより、売上高、利益面ともに前年同期を大幅に上回った。なお、「ガシャココ」は2022年12月末日時点で70店舗を出店している。

    ■通期業績予想を上方修正
    なお、2023年3月期通期の連結業績予想については、玩具事業とアミューズメント事業の好調を踏まえて従来予想からの修正を実施しており、以下のとおり。

    売上高2800億円→3000億円(増減率7.1%増、前期比6.2%増)
    営業利益53億円→60億円(同13.2%増、同7.6%増)
    経常利益55億円→62億円(同12.7%増、同5.9%増)
    最終利益33億円→35億円(同6.1%増、同1.5%減)

株式会社ハピネット
https://www.happinet.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ハピネット
設立
1969年6月
代表者
代表取締役会長兼最高経営責任者 苗手 一彦/代表取締役社長兼最高執行責任者 榎本 誠一
決算期
3月
直近業績
売上高3504億6100万円、営業利益86億7900万円、経常利益89億7400万円、最終利益65億8100万円(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7552
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