セガサミーHD、23年3月期の営業益を400億円から450億円に上方修正 遊技機事業が好調 エンタメとリゾートは予想と同水準
セガサミーホールディングス<6460>は、本日(2月9日)、2023年3月期の連結業績予想の上方修正を行い、売上高3815億円(前回予想3750億円)、営業利益450億円(同400億円)、経常利益460億円(同400億円)、最終利益315億円(同280億円)、EPS142.66円(同126.83円)とした。
・売上高:3815億円(前回予想3750億円)
・営業利益:450億円(同400億円)
・経常利益:460億円(同400億円)
・最終利益:315億円(同280億円)
・EPS:142.66円(同126.83円)
従来予想からの修正率は、売上高1.7%増、営業利益12.5%増、経常利益15.0%増、最終利益12.5%増となっている。
・売上高:1.7%増
・営業利益:12.5%増
・経常利益:15.0%増
・最終利益:12.5%増
■修正理由
同社では、エンタテインメントコンテンツ事業及びリゾート事業は前回予想と同程度の水準で推移しているが、遊技機事業が好調に推移していることから、売上高・各段階利益が前回予想を上回る見込みとなった、としている。
なお、現段階で合理的な税率を算出することが困難であることから、最終利益については簡便的に税率30%で算出しているとのこと。
事業別の状況については下記のとおり。
■エンタテインメントコンテンツ事業
・売上高:2800億円(前回予想比1.1%増)
・営業利益:410億円(同2.4%増)
コンシューマ分野においては、フルゲームの一部新作やリピートタイトルの販売が想定を下回っていることに加え、期末に棚卸資産の資産性再評価に伴う費用計上を見込んでいる。一方で、『ソニックフロンティア』等の主力新作フルゲームタイトルや、F2P タイトルが好調に推移したほか、為替による業績への押し上げ効果もあったことから、営業利益は概ね前回予想と同水準となる見込み。
AM 機器分野においては、プライズカテゴリーの根強い需要を背景に、UFO キャッチャーシリーズやプライズ等の販売が好調に推移しており、売上高は前回予想を上回る見込み。一方で、原材料高騰等の影響を受けて、営業利益は前回予想を下回る見込み。
映像・玩具分野においては、映像配信収入等が好調に推移していることなどを主因に、営業利益は前回予想を上回る見込み。
■遊技機事業
・売上高:890億円(前回予想比3.5%増)
・営業利益:175億円(同45.8%増)
パチスロ機、パチンコ機ともに一部主力タイトルの納品時期を来期以降に延期した一方で、期中の販売タイトルは概ね堅調に推移している。パチスロ機については、『パチスロ甲鉄城のカバネリ』等の好調を受け、販売台数計画を9万台(前回予想8万4000台)に修正した。
パチンコ機については、一部タイトルの延期の影響を補うには至らず、販売台数計画を10万台(前回予想11万4000台)に修正した。相対的に利益率の高いパチスロ機が前回予想を上回って推移していることに加え、固定費についても当初想定より低水準で推移していることから、売上高・経常利益ともに前回予想を上回る見込み。
■リゾート事業
・売上高:115億円(前回予想比変わらず)
・営業損失:30億円(前回予想比変わらず)
国内、海外ともに新型コロナウイルス感染症拡大に伴う行動制限が緩和され、当初想定通りに収益が回復していることから、前回予想と同程度の水準で推移する見込み。
会社情報
- 会社名
- 株式会社セガ
- 設立
- 1960年6月
- 代表者
- 代表取締役会長CEO 里見 治紀/代表取締役社長執行役員COO 内海 州史/代表取締役副社長執行役員Co-COO 杉野 行雄
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1916億7800万円、営業利益175億3900万円、経常利益171億9000万円、最終利益114億8800万円(2023年3月期)
会社情報
- 会社名
- セガサミーホールディングス株式会社
- 設立
- 2004年10月
- 代表者
- 代表取締役会長 里見 治/代表取締役社長 グループCEO 里見 治紀
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高4678億9600万円、営業利益568億3600万円、経常利益597億7800万円、最終利益330億5500万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 6460