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enish<3667>は、2月10日、2022年12月期の決算(非連結)を発表、『進撃の巨人 Brave Order』の売上高が計上されたことなどで売上高は前年同期を上回ったが、新作『ゆるキャン△ つなげるみんなのオールインワン!!』の配信延期で開発コストのみが先行して計上されたこともあり、赤字幅が拡大した。
なお、最終損益には、中国子会社の縮小に伴う子会社整理損3500万円を特別損失として計上したことも影響している。
売上高41億1800万円(前々期比5.8%増)
営業損益3億3500万円の赤字(前々期2億5700万円の赤字)
経常損益3億7500万円の赤字(同2億6700万円の赤字)
最終損益4億1500万円の赤字(同2億7900万円の赤字)昨年2月にリリースした『進撃の巨人 Brave Order』が累計555万ダウンロードを突破しており、業績に大きく貢献した。2023年3月にはTVアニメ「進撃の巨人 The Final Season完結編」の放送が決定しており、引き続きゲーム内のさらなる活性化を図るため、出演人気声優を起用した公式放送を行い、番組とゲームで連動した企画の実施や機能改善など、引き続き魅力的なイベント施策を行い、収益寄与につなげていく。
リリース2周年を迎えた『五等分の花嫁 五つ子ちゃんはパズルを五等分できない。』は、累計800万ダウンロードを突破し、引き続き業績に貢献した。イベント施策や書き下ろしイラストの充実など、引き続き魅力的な施策を行い収益寄与につなげていく。
リリース12年目を迎えた『ぼくのレストラン2』や『ガルショ☆』は、12周年施策やコラボレーション施策などが好調に推移し、引き続き売上収益に貢献した。よりきめ細やかな対応を図り、ユーザーの皆様の満足度向上に努めていく。
また、アニメ「ゆるキャン△」初となるスマートフォンゲーム『ゆるキャン△ つなげるみんなのオールインワン!!』を2023年春のリリースに向け、鋭意開発を進めた。事前登録者数は25万人を突破しており、今後の収益寄与が期待される。
さらに、ドラマチック共闘オンラインRPG『De:Lithe』のゲームシステムをベースにトークンエコノミーやNFTを搭載した「PlaytoEarn」モデルの新しいタイトルとして、De:Lithe×GameFiプロジェクト『De:Lithe Φ(ディライズファイ)』の開発を進めている。
なお、2022年12月期には新規IPタイトルの開発コスト、ブロックチェーンゲームの受託開発売上及び開発コストが計上されている。
■2023年12月期の業績予想は非開示
2023年12月期通期の連結業績予想については非開示。モバイルゲーム事業を取り巻く環境は変化が激しく、同社の事業も短期間に大きく変動する可能性があることなどから、信頼性の高い業績予想数値を算出することが困難なため、としている。
会社情報
- 会社名
- 株式会社enish
- 設立
- 2009年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 安徳 孝平
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高35億800万円、営業損益12億600万円の赤字、経常損益12億6500万円の赤字、最終損益13億7400万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3667