Aiming、22年12月期決算は営業益73%減の4億円 『カゲマス』予想上回る好スタートで2ケタ増収 広告宣伝費や開発費など先行投資が収益圧迫

Aiming<3911>は、本日(2月14日)、2022年12月期の連結決算を発表し、売上高136億6800万円(前の期比13.4%増)、営業利益4億円(同73.2%減)、経常利益3億1500万円(同78.2%減)、最終利益6億0100万円(同48.7%減)と増収減益だった(前の期は単独決算のため比較は参考となる)。

【追記】
椎葉忠志社長によると、売上については過去最高となったという。

 

・売上高:136億6800万円(同13.4%増)
・営業利益:4億円(同73.2%減)
・経常利益:3億1500万円(同78.2%減)
・最終利益:6億0100万円(同48.7%減)

『陰の実力者になりたくて!マスターオブガーデン(カゲマス)』の売上が予想を上回るなど好調なスタートとなるなどタイトルの積み上げで増収となったものの、『カゲマス』の今後の利益貢献を期待した広告宣伝の強化など先行投資を行ったことが利益に響いた。また開発費の増加も収益を圧迫したという。

 

■事業の状況 

サービス中タイトルについては、スクウェア・エニックスとの共同開発タイトル『ドラゴンクエストタクト』が2周年を迎え、周年イベントやコラボイベントなどの実施を通じて、アクティブユーザー数を維持し、収益に貢献した。『剣と魔法のログレス いにしえの女神』や『CARAVAN STORIES』をはじめとする他タイトルについては、長期運営によるKPIの低下は見られるものの、アニメIPとのコラボの実施等により、アクティブユーザー数及び課金ユーザー数の維持に努めた。

開発中タイトルについては、『キャラスト魔法学園』を2022年4月25日にリリースし、またLiUSとの共同事業として『脱獄ごっこPRO』を2022年11月17日にリリースした。さらに、KADOKAWA等とともに製作委員会を組成し、『陰の実力者になりたくて!マスターオブガーデン』を2022年11月29日に全世界に向けて同時配信した。今後より激化することが予想する市場競争に対し、IP取得や共同事業などの施策に取り組んでいく。

なお、『陰の実力者になりたくて!マスターオブガーデン』の製作にあたって、他社との共同出資により陰の実力者になりたくて!マスターオブガーデン(国内版)製作委員会を組成していたが、期末決算処理において会計監査人との協議の結果、同社の出資比率及び契約上の地位や役割等の実質支配力基準により本製作委員会を同社の連結子会社として扱うこととし、2022年12月期より連結決算に移行した。

 

■続く第1四半期の業績見通し

続く第1四半期の業績は、売上高47億1900万円(前年同期比41.3%増)、営業利益2億2000万円(同34.6%減)、経常利益2億1800万円(同35.6%減)、最終損失3800万円(前年同期は2億8400万円の利益)を見込む。

・売上高:47億1900万円(同41.3%増)
・営業利益:2億2000万円(同34.6%減)
・経常利益:2億1800万円(同35.6%減)
・最終損失:3800万円(同2億8400万円の利益)