【サービス終了、その瞬間】KLabとオルトプラス『幽☆遊☆白書 100%本気(マジ)バトル』…約4年半プレイヤーを楽しませてくれてアリガトウゴザイます!
スマートフォンアプリ市場は、日々新しいゲームがリリースされている。その一方で、様々な事情により惜しまれつつサービスが終了してしまうゲームも少なくはない。
gamebizでもサービス終了に関する記事(関連情報)を取り上げている。
それら記事を読み、「あと数ヵ月後に終わるのか…」と思うが、サービス終了発表~サービス終了当日までの期間、そのゲームについて追ってはいなかった。
そこでgamebizでは、それらゲームのサービスが終了するその瞬間に立ち会って、ゲーム内でどのような事が起こったのかを伝える「サービス終了、その瞬間」を展開している。
今回は、2023年2月21日をもってサービス終了となったKLab<3656>とオルトプラス<3672>の『幽☆遊☆白書 100%本気(マジ)バトル』をピックアップした。
■KLabとオルトプラス『幽☆遊☆白書 100%本気(マジ)バトル』(Since 2018 to 2023)
まずは『幽☆遊☆白書 100%本気(マジ)バトル』(以下、マジバト)の概要について。
本作は、幽助、桑原、蔵馬、飛影をはじめとする「幽☆遊☆白書」の登場人物がSDキャラとして登場し、チームを組んで戦う魔界最強バトルRPG。
2018年8月28日よりKLabとアクセルゲームスタジオがサービスを開始し、2020年9月のアクセルマーク<3624>のオルトプラスへのゲーム事業譲渡に伴い、運営がオルトプラスに移管されていた。
なお、『マジバト』はサービス開始から約4年半でのサービス終了となった。
■サービス終了の数日前からログイン…そして有終の美を見届ける
サービス終了となる2月21日からさかのぼって、2月15日から『マジバト』にログインした。ここからは、その模様をお届けよう。
【2月15日】
『マジバト』の原作となる「幽☆遊☆白書」は、90年代前半に週刊少年ジャンプでマンガが連載され、アニメ化もされた人気作品。筆者も当時は小学生~中学生であり、ドンピシャ世代と言えよう。
そんな思い出のある「幽☆遊☆白書」のスマホゲーム『マジバト』を今回取り上げたいと思う。まずはアプリをインストールしてゲームデータをダウンロードしよう。
ダウンロードが完了すると★5確定のスタートダッシュガチャを引くことができた。ちなみに子どもの頃、周囲の男子たち、あまつさえ女子たちに好きなキャラクターを聞くと、やれ蔵馬だ、やれ飛影だと口をそろえて言う。(実際人気投票のツートップはこの二人だった)
たしかに二人とも素晴らしいと思うけど、筆者の推しは桑原和真だから! 霊剣は伸びたり曲がったり首位打者だったり色んなバリエーションがあってすごいから!! あとジャンケン強いから!!!
というわけで桑原が出ることを切に願って引いたガチャから排出されたキャラは…。
伊達にあの世は見てねぇ浦飯さん。このガチャは引き直しもできたけど、まぁ主人公だしこれはこれでいいか。
その後、プレイヤーネームを決めてゲームを進める準備は整ったのだった。
【2月16日】
前日、★5の浦飯幽助をゲットしたが、今後のバトルを考えるとまだまだ戦力が必要だ。
とりあえずガチャページからすぐに利用できるガチャを探したところ、選べる★5確定チケットガチャを1枚持っていた。
選べるんでしょ? 選べるんでしょ?? だったら彼しかいないでしょ!
筆者のデッキに漢気の華が咲きましたよ。あーりーがとございーまっす!
さらに★5確定チケットガチャも1回引けたので引いてみた。
ちなみに和真の次に好きなキャラは鴉なので、願わくば彼を出したい所存。
…えーっと……誰だったっけ? 見た事あるような無いような。気になったので筆者のアカシックレコード(ネット検索)を駆使してみたところ、三大妖怪・軀の部下・奇淋とのこと。
素性は分かったものの、筆者的には「…いたような…気もする」という印象のキャラだ。(奇淋ファンの皆さんごめんなさい、筆者の知識が乏しいだけです) でもでも、★5だし軀の部下なんだから強いでしょう!
和真、浦飯、奇淋と★5が3体揃ったが、あと二人バトルに参加させられるようなので、何回かガチャを回してみた。
吏将! 暗黒武術会で和真に吹っ飛ばされた魔性使いチームの大将ですな。
五連邪チームの魅土連邪! 戸愚呂チームの試合で鴉の爆弾に散った彼ですな。
筆者の推しである和真、鴉と対戦経験のある二人のキャラの登場にデスティーノ(運命)すら感じられた。
そしてここに桑原チームが爆誕したのだった。
【2月17日~19日】
この日から数日間は、クエスト内のストーリーを進めることに。こちらは原作のストーリーを追体験する形でゲームが進んでいくのだ。
改めてマンガやアニメを見直している感覚が懐かしくもあり、そう言えばこんなシーンあったとか、こんなキャラいたなという記憶も蘇って楽しめたよ。
順調に目の前の敵を撃破していく我が桑原チームの快進撃だったが、『マジバト』をプレイするまですっかりその存在を忘れていたアイツに阻まれることに。
そうです、少林というか乱童ですよ。
久しぶりに見た瞬間は、いたいたこんなキャラという感じで舐めてかかったのだが、吏将、奇淋、和真と次々に倒され(魅土連邪は何気にしぶとく頑張ってた)、全滅してしまった。
筆者は思った。乱童さん、パネェっす。
筆者は思った。桑原チームの前衛3人は良いとして、後ろの2人は…(チラッ)
魅土連邪は頑張っていたけど、これは戦力補強が必要と考え、またまたガチャを引くことに。
おぉ、これまた和真と対戦経験のある戸愚呂兄! しかもグルメの巻原を内部から侵食してるやーつ!! 兄者、君に決めた!!!
…戦力外通告を察知した★3吏将が再び出現。しかも修羅念土闘衣姿の★4となってアピールしてきよった!
でもね、筆者はゲームマスターの天沼月人を桑原チームに迎え入れることにしたのさ。
さらにキャラクターたちの強化もしていなかった事に気づいたので、5人とも強化じゃ!
スーパー桑原チームに生まれ変わったところで乱童にリベンジ!
何故か和真はやられてしまったけど、見事撃破。ストーリーを進めることができたよ。
▲なぜか和真だけがいつもやられてしまう…。
【2月20日】
気分を変えてストーリー以外のモードも試してみた。やっぱ「幽☆遊☆白書」と言えば暗黒武術会でしょう(個人的には仙水編のほうが好き)。
このモードは他のプレイヤーさんとバトルができるようだ。
鴉のビジュアルに惹かれて対戦相手に選んでうっかり推しキャラと戦ってしまったりしたけど、筆者は元気に勝ったり負けたりしましたよ。
【2月21日】
『マジバト』のサービス終了当日を迎えた。筆者は終了1時間前の16時過ぎにログインした。
フレンド手助け履歴を見ると、18回手助けできたもよう。どういたしまして!
ここでサービス終了当日の他のプレイヤーさんの様子を見てみようと思う。
1週間のプレイでフォローした皆さんの最終ログイン状況は、数日前という方もいたが、数時間前と当日ログインされた方も多かったという印象だった。
▲グループ加入ページでは、サ終までにストーリー全解放を目指すという気合の入ったコメントを記しているリーダーさんもいた。
そうこうしている内に終了まで残り20分。他に何かないかとゲーム内を調べていたら、ゲームバトラーモードの存在に気づいた筆者。すごく楽しそうじゃないか、なぜもっと早くその存在に気が付かなかったのか。
急ぎ足で各ゲームをプレイしてみる。
原作に出てくるゲームで遊べるもんだから、ついつい時間を忘れてプレイしていたら、17時を過ぎてしまった。
…しかし、17時を数分過ぎてもゲームがプレイできた。恐らく、ログアウトしたりタイトル画面に戻らない限りしばらくプレイできる、言い換えればサービス終了のタイミングは各プレイヤーさん次第のようだ。
試しにタイトル画面に戻ってみたところ。
やはりもうゲーム内には入れなくなっていた。
こうして、『マジバト』は約4年半の歴史に幕を下ろしたのだった。
▲サービス終了後の公式Twitter。
原作/冨樫義博「幽☆遊☆白書」(集英社「ジャンプコミックス」刊)
©Yoshihiro Togashi 1990年-1994年 ©ぴえろ/集英社
©KLabGames/AltPlus
過去の記事 ⇒ 【サービス終了、その瞬間】オルトプラス『COLOR PIECEOUT(カラーピーソウト)』…見た目の雰囲気は可愛いのに骨太な難易度のパズルに挑み続けた
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会社情報
- 会社名
- KLab株式会社
- 設立
- 2000年8月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 森田 英克/代表取締役副会長 五十嵐 洋介
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高107億1700万円、営業損益11億2700万円の赤字、経常損益7億6100万円の赤字、最終損益17億2800万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3656
会社情報
- 会社名
- 株式会社オルトプラス
- 設立
- 2010年5月
- 代表者
- 代表取締役CEO 石井 武
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高43億8700万円、営業損益5億5600万円の赤字、経常損益5億2200万円の赤字、最終損益4億2000万円の赤字(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3672